サヨナラの日。カルーホイスコーレが終わりました

早いもので4か月。月日はあっという間に流れていって、カルーホイスコーレも今日で終わりの日を迎えた。

敷地内には誰もいない。生徒はみんなそれぞれの場所へ巣立っていった。学校は今とても静か。
カルーには5つの寮があるのだけど、僕のいる寮以外は電気すらついておらず。鳥の鳴き声と、それに呼応した犬の鳴き声が聞こえてくる。

あぁもう、本当に誰もいないんだな。全部終わったんだな。寂しいな。

カルーに来て良かった？

昨日の夜、ある人と寮への道を歩いているとき、何気なくこう聞かれたんだ。

「アラフォーマンは、カルーに来て良かった？」

少し、言葉に詰まってしまった。
手放しで全部が良かったなんて到底言えない。辛いときがあって、自分が嫌になってしまって、逃げだそうとしてしまったよ。こんなところ、来なければ良かったと本気で考えたよ。

僕がぐちゃぐちゃになってしまったのは最近の話。その問題を乗り越えられたわけではない。まだ、良い思い出と呼べるほど整理できていない。

でも、それでも。
サヨナラが寂しいんだ。

ここに来て、みんなと会えて、すごく嬉しかった。バカみたいな時間を過ごして、意味のない話で盛り上がった。もっと、もっと一緒にいたかった。
たくさんのことを話したことも、思ったように気持ちを伝えられなかったことも、僕の中に残っている。

さあ次だ

なんて感傷に浸っている間に、彼らはみんな次の道を歩き始めた。忙しく動く人たちだ。もうここには僕しかいない。

置いてかれてばかりもいられない。少しばかり休んだら、僕は僕の道を行こう。方向は違っても、そのうち、また会える日もあるかもしれない。

会えるのかな。どうだろう。難しいのかな。
でも、会えたらいいね。そう思うよ。

僕らの進む道がハプニングで溢れていることをお祈りしておこうか。だってその方が、再会したときの話が盛り上がるでしょう。

Held og Lykke!!
それではみんな、お元気で。

アラフォーマン

歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの：公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと：料理、おしゃれ、あと泳げません