エストニア語ウィンタースクールはどんな人が受けてるの?
こんにちは、アラフォーマンです。
タリン大学ウィンタースクール参加者
僕が受講した2020年のタリン大学ウィンタースクールには33の国から232人の生徒が参加したそうです。わぁ、インターナショナル。
どの国からの参加者が多い?
中でも、香港、中国、韓国、ドイツ、ロシア、アメリカからの参加者が多いそうです。はい、確かに中国語、韓国語は色々なところから聞こえてきました。
余談ですが、香港を中国と別にカウントするとは、中国から抗議が飛んできそうで恐ろしいですね。
タリン大学のウィンタースクールでは色々な講座をやっていて、英語やロシア語のコース、言語学以外のコースもあります。日本人の女の子も見かけたのですが、彼女たちは英語のコースを受講しているとのことでした。
僕らのエストニア語初級コースには16人の受講生がいます。
韓国人(3人)、フィンランド人(2人)、ロシア人、ベラルーシ人、ノルウェー人、ドイツ人、ベルギー人、イスラエル人、中国人、オーストラリア人、アメリカ人、キューバ人と僕です。本当に世界各国から集まっていますね。
中上級コースにはウクライナ人やメキシコ人、フランス人なんかもいました。
これで17か国。あとの16か国はどこなのでしょうか。ラトビアやリトアニアの人は、いるのかもしれませんが、僕は見かけませんでした。あまり交流は盛んではないそうです。
ちなみに、僕が話したエストニア語受講者の中で最も多いのはフィンランド人です。初級も合わせて計4人いました。
エストニア語の受講理由
エストニア語受講者の受講理由は大きく分けて5種類で、
1. 配偶者がエストニア人
2. 祖先がエストニア系
3. エストニアで就労(学習)している
4. 交換留学生
5. 趣味
がありました。
セルビアでは「語学、スラブ語派を研究しています」という人たちは目立っていたんですが、ここでは一人もいなくてちょっと意外です。エストニア語はヨーロッパの中の異質言語なので研究者も多いのかと思っていました。そういう人はより研究価値の高そうなフィンランド語に行くのかもしれません。
また、経済の発展している国ほど就労のための語学学習者が増えるのですが、エストニアはちょっと興味深かったです。
エストニアの個人当たりの経済力は世界で約30位。ヨーロッパの中で丁度中間ぐらいです。これは北欧諸国と比べるとだいぶ低いですが、東欧と比べるとかなり高い水準にあります。
ロシア、ベラルーシ、ウクライナから見ると、エストニアは経済が発展していてロシア語も通じる魅力的な国。地元に帰るときも近いので楽ちんです。そのため、ロシア語圏からの就労者が多いようでした。
フィンランドとバルト三国
エストニアは、地理的な見地や近隣の大国に共に征服されていたことからバルト三国という文脈で語られることが多いのですが、文化はむしろフィンランド圏に属するそうです。言葉もそうですし、食べ物もそう。
何しろ、タリンとヘルシンキは海のすぐ向こう同士、80㎞しか離れていないのです。タリンとリガはおよそ300㎞。よっぽど時間がかかります。
そんな彼らと学びます
僕は2020年ウィンタースクールで彼らと一緒に学びます。
これらの記事を読んで興味が沸いたなという方は、ぜひ次回のサマースクールへ参加を検討してみてくださいね。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません