ダンスパウダーについて考える
こんにちは、アラフォーマンです。今日も雲一つない晴天です。
砂漠の街の雨
突然ですが、ダンスパウダーという言葉を知っていますか?
知らなくても全然問題ありません。
これは、マンガ『ワンピース』の作中に登場した架空の物質。使えばその地域に雨をもたらす効果がありとされています。
昨日の記事をあげた後、タイトルを見ていたらふと思い出したので、気ままに思ったことを書いてみようかなと。
「ワンピース考察系ブログ」アラカルチョ、始まります。
ダンスパウダーとは
マンガイッキさんによると、ダンスパウダーの特徴はこの様に説明されています。
かつて雨が降らない国の科学者が造りだしたもので、霧状の煙を発生させ、雲を発達させることで雨を降らせることができるとされています。
しかし、人工的に雨を降らせることで、周囲(主に風下)に自然に降るはずだった雨を奪うことになります。そのために戦争が起きることもあり、世界政府の命のもと、ダンスパウダーの製造・所持は禁止されているはずでした。
マンガイッキ
「ふーん、そうなのか」というのが当時の僕の抱いた感想でした。
便利そうだけど、良い面ばかりでもないのね。雨ぐらいでちょっと大げさな気もするけど。ま、ご利用は計画的に、といったところでしょうか。
砂の国にやってきた
さて、今僕は実際に砂の国の大地に立っています。
アフリカと言えば有名なサハラ砂漠。広々、という言葉では言い表せないほど広がる不毛の土地は、日本全土が丸々いくつものみ込まれてしまうほどの大きさだそうです。想像もできないですね。
モロッコも北中部こそヨーロッパ風の都市がありますが、南部にはサハラの砂漠だけが広がります。
僕がいるところはまだ砂漠には入っていなく、緑の地域と砂の地域との境界線ぐらいです。
木も多くはないけど普通に生えています。でも、土地はあるのに畑は全然見かけません。雨は全く降りません。
ここから、雨を奪ったら
「放っといても2か月の間で一滴も降らないようなところなんでしょ?
1がゼロになったところで、大して影響はないんじゃない?」
確かに、この地域の生き物は、ラクダしかり乾燥に頑健にできています。植物だって、どこかに蓄えたごく僅かな水分で、長い長い乾燥の時期を乗り越えるのでしょう。彼らはとてもたくましい。
でも、雨が完全に降らないとなると、果たしてそれでも耐え続けられる生物が存在するのでしょうか。
乾いて、干からびて、いずれは枯れていくでしょう。さらさらの砂になって、風に吹かれていくのでしょう。
雨を奪うということは、命を奪うということ。
絶対に許容することはできません。大げさでも何でもなく、それは武力に訴えてでも、止めさせなければならないことなのです。
おわりに
とまあ、全て作中で語られていることで、オチも何もないお話でごめんなさい。
僕個人としては、昔単純に好きだっただけの砂の国編でしたが、実際の空気を感じて背景が深みを増した気がしたのでした。
初期の頃は僕と同年代だった麦わらくんたち。連載開始は1997年だったそうです。
あれから彼らは2年分成長し、僕らは25年以上育ちました。もうそろそろ麦わらくんが僕の子どもでもおかしくないような歳になっています。
そりゃあ、物の見方も変わるってものですね。
重ねた経験が物の見方を形作る。どんどんと、見方の変わっていく生き方ができますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません