ビリニュス到着のニュースです。
こんにちは、アラフォーマンです。
2020年2月1日午後6時12分、8時間を超えるバス旅を終え、リトアニアの首都ビリニュスに到着しました。
ところで、ビリニュスって言いづらくないですか?いつも「びりゅにす」って言ってしまうのが悩みです。
シェンゲンエリア内の移動はあっさりしたものです
今回はECOLINES(エコラインズ)というバス会社で移動です。
このバス会社を使うのは3度目。シートにUSB充電ポートが付いていたり、飛行機のように映画が見れるようになっていたりするちょっとリッチな気分になれるバスです。
出発は9時50分。タリンの街外れのバス停からです。
バスは2分ほどの遅れで到着。たった2分程度なのに、バスを待つ時間ってなんでこんなに不安なのでしょうね。
運転手にチケットとパスポートをちらっと見せたら乗り込みOKです。
え、今チェックしました?ってぐらいのチラ見。運転手さん、僕に興味ないでしょう。写真とか絶対確認してません。シェンゲンエリア内の移動だから国境のチェックもないし、国内旅行みたいなものですね。
さて、暖かい席に着いてほっと一息。
それぞれの人の想いを載せて、バスは南へと向かいます。
お隣の席のおじさんは
僕の隣の席には一回りくらい年配の男性が座っていました。
せっかくだから、習ったエストニア語で話しかけてみましょうか。もしかしたらこれがエストニア語を発する人生最後の機会かもしれない。だって他の国でエストニア人と会ったことないですからね。
僕「Tere!」(こんにちは)
おじさん、顔にはてなマークを浮かべています。
「エストニア語を話しますか?」と聞くと、「いや、わかるのはロシア語だ」とのこと。
僕が話す最後のエストニア語はたったの1語で終わりました。
拙いながらもロシア語でやり取り。「僕は日本から来ました」「タリンでエストニア語を勉強していました」「ロシア語はキルギスで学びました」
あまりにたどたどしくて、これだけのことを伝えるのに2,3分ほどかかってしまったけど、ちょっと話せて僕は満足。
僕が少しロシア語を話せると見て、おじさん自分のことも話してきます。どうやらウクライナ人で、今はタリンで出稼ぎしていて、これからウクライナのキエフへ帰るところだそう。
キエフってビリニュスより倍ぐらい遠いじゃないですか。しかも国境も2つ超えます。それをバスで行くとなると大変です。
他にもたくさん話してくれましたが、僕の返事は9割「Не понемаю」(理解できません)。おじさん話すの諦めて、スマホで写真を見せてくれました。
まぁ綺麗な女の子が出てきました。おお、娘さんかなと思ったら、「これが妻だ」なんて言うもんだからびっくり。あれ、娘じゃなくて妻なの?
それはタリンから遠路はるばるウクライナのキエフまで帰るのも納得です。どれだけ遠くても、どれだけ大変でも帰りますよそれは。
楽しい時間を過ごしてね。話してくれてありがとう。
再びのリガ国際バスターミナル
さて、4時間バスに揺られて再びやってきましたリガ国際バスターミナル。一月ぶりだ。また来るとは思ってなかったな。
前回は日の出前だったからあまり景色も見えなかったけど、今回は街の様子がよく見えました。光を浴びたリガの街はどうだったかと言うと。
賑やか、ではない。建物は堅くて重そう。なんだかこの街は灰色です。
雨が降っているからかな。空が灰色だから街まで灰色に見えるのかな。実際に自分の足で歩いてみたら、また違った印象を受けるのかな。
カリーニングラードからタリンへ、タリンからビリニュスへ、リガはちょうど中間地点。
2回来たけれど2回ともあっさり通り過ぎて、バスは目的地へと向かいます。
ビリニュスの第一印象は
17時でもまだ空が薄明るい。だいぶ日が長くなったなと思います。南に下ってきているのも大きいのでしょう。
それでも街に到着した時にはさすがに真っ暗で、辺りの様子はまるでわかりませんでした。
暗いなぁ。この街の夜は、他の街より暗い気がする。バスターミナルが街の外れにあるのか?明かりが少ない。人も多くない。夜道が少し怖いんだ。
何はともあれ、ここでの生活が始まります。街の印象も、昼の顔を見ればまた変わるでしょう。
それはきっと良くなっていくよ。楽しい記憶で塗られていくよ。それではそっと、おやすみなさい。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません