宿の予約ができなくて
こんにちは、アラフォーマンです。
昨夜は合掌造りで有名な岐阜県の白川郷近くの宿に泊まっていました。ゲストハウスというタイプの宿で、入口に宿泊者のためのラウンジがありました。
夜21時をまわり、宿泊者たちもあらかた寝る準備を終えてくつろいでいた頃。不意に1人の外人さんがラウンジに現れて言いました。
「今日泊まれますか?」
あいにく宿のスタッフはもう引き上げた後で、この場にいるのは宿泊客ばかりです。判断できる人はここにはいませんし、GWの真っ只中、空いているベッドも無さそうです。かといって寒空の下に追い返す訳にもいきません。
「スタッフがいないんで泊めることはできないけど、どうしても他に行けるところがないなら、ラウンジで毛布で休んでいきなさい」
そうして彼はラウンジで一夜を明かしました。
さて、どうして彼は予約を取らなかったのでしょうか。
その日その日の無計画な旅行を楽しんでいたから?
いえ、彼は日本へ4か月間の留学生として来ており、GWが混むことは知っていたそうです。でも、予約をしようとしても、電話番号を持っていないため予約ができなかったということでした。
なるほど。留学生で電話番号がない。まさに明日の我が身じゃないですか。
海外で暮らそうとするとまだまだ想像すらしていない不便がありそうです。ちょっとやそっとの困難ではへこたれないよう、たくましくなりたいものですね。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません