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アラフォーからの挑戦状。

ヨーロッパのコロナ旅行事情 2020年12月編

こんにちは、アラフォーマンです。どうやら2020年は日本の地を踏むことなく終わりを迎えそうです。

せっかくここでコロナの状況に四苦八苦しているので、今日はヨーロッパのコロナ事情について僕が経験した範囲での情報を共有します。ヨーロッパに渡航する予定のある方の参考になればと思います。

日本からの渡航を受け入れている国々 (引用元: Skyscanner)

【追記】2023年2月の状況についてこちらの記事で新しくまとめました。

ヨーロッパのコロナ状況

ヨーロッパのコロナ罹患状況は悪いです。グーグルマップで人口当たりの新規感染数が確認できる機能があります。以下、その情報に基づいて書いています。

それによると2020年12月21日現在、ヨーロッパの感染指標は7〜100といったところ。平均4,50ぐらいです。日本もぐんぐん上がってきていますが、今週ようやく2.0を超えたところです。まだまだヨーロッパには敵いません。

ちなみにヨーロッパではどの国も波の振れ幅がとても大きいので、今の状況が良い国も1ヶ月後にはどうなっているかわかりません。リトアニアは2ヶ月前にはどの国へも無制限で渡航できる優良国の一つでしたが、現在は指標100を超える非常に状況の悪い国になっています。

入国制限は市民権と滞在国によって

入国に関する制限は、まず、あなたがどの国の市民権を持つかによって大きく変わってきます。日本人の場合は次の項で説明しますが、かなり良好に受け入れてもらえます。

もう一つの条件は、あなたがどの国に滞在していたかです。状況の良くない国で乗換えをした場合、入国への制限は厳しくなります。フライトのルートにも気を付けてください。

日本人の入国制限

コロナの話の前に、まず通常時の入国について確認しておきます。日本人は、ロシアとベラルーシを除くヨーロッパの国々にビザ無しで入国できます。(多分)

で、コロナが発生してからはと言いますと、春先日本からの渡航は全て拒否されていました。しかし、先にも述べたように日本はヨーロッパのどの国よりも指標が良いです。そのため、夏以降ぐらいから日本人の入国規制は緩められ、多くの国がフリーで、その他の国もテスト結果があれば入国可というようになっています。

僕の経験

僕は現在ヨーロッパなどの国々に学校に通うことを目的に滞在しています。通学は入国の正当な理由として認められることが多いようです。(日本やオーストラリアは厳しいですね)

2020年の3月から10月頭まで、僕はジョージアという国にいました。それから12月までの期間で、次のような移動を経験しました。

  • ジョージア → ラトビア 10月4日 飛行機
  • ラトビア → リトアニア 10月19日 バス
  • リトアニア → イタリア 12月18日 飛行機
  • イタリア → ルーマニア 12月19日 飛行機

以下、一つずつ説明していきます。

ジョージア → ラトビア

この移動が1番厳しかったです。ジョージア人はシェンゲン域内に入るのにビザが必要です。そのため、日本からの便よりも相当辛い審査だったようです。入国審査でみなさん細かく質問を受けていました。

日本国籍の僕は、入国に際し何か公式な書類を求められることはありませんでした。しかし、入国の目的を厳しく問われました。僕の場合は通学という理由があったものの、学生証を持つ正規の学生の身分ではなかったため、また、ラトビアではなく隣国のリトアニアの学校だったため、すんなりと通してはもらえませんでした。飛行機着陸から入国まで3時間ほど、最後には「まぁ行っていいよ」と言われて入国しました。

入国後は10日間の自己隔離をしました。

ラトビア → リトアニア

この移動は楽でした。どちらもシェンゲン協定加盟国です。

リトアニアは入国に際し、全ての渡航者にインターネット上での登録を義務付けています。ID情報と宿泊先などの基本的なものです。なお、情報を登録はしましたが、一度もそれを求められることはありませんでした。

リトアニア → イタリア

乗換のためにイタリアに寄りました。どちらもシェンゲン協定加盟国です。

「イタリア入国にはコロナ陰性のテスト結果が必要です」という航空会社からのメールをフライト2日前の夜に確認し、焦りました。フライト前日に慌てて受信したものの、テスト結果はフライト後に受取りました。幸い陰性でした。

一応、シェンゲン域内からはテスト結果なしでも渡航自体は可能で、その場合は2週間の自己隔離を求めるとのことのようです。

ルール上はそうなっていましたが、イタリア着陸後、空港を出るまで何も検問はなく、何一つチェックもされませんでした。結果的にはコロナ陰性の証明書は不要でした。コロナの今も、シェンゲン域内のフライトは国内線扱いのようです(少なくともベルガモ空港では)。

イタリア → ルーマニア

ルーマニアはシェンゲン協定加盟国ではありませんので、この移動は出入国審査があります。ですが、あまり厳しくはありませんでした。

イタリアからの入国に際し、ルーマニアは何も制限をしていません。フリーパスです。

僕は、入国の目的を問われて「次の学校のビザ発給までシェンゲン域内を離れなければいけないため、ルーマニアにきた」と答えました。審査官は少し渋い顔をしましたが、認めてくれたようで通してくれました。

まとめ

というように、少し緊張した雰囲気はありますが、日本人は概ねヨーロッパ域内を移動できるようです。

ちなみに、ヨーロッパへの入国より、日本への帰国条件の方が厳しいです。渡航を考えている方はまず帰国の条件を受け入れられるかを確認することをお勧めします。

最後までお読みいただきありがとうございました。それでは今日はこの辺で。

コメント

  • はじめまして。
    ウズベキスタンに行きたいと思って
    調べてたら、ここのブログに着きました。
    話も写真も面白くて、今、遡って記事読んでます。
    元気でいて下さい。沖縄から。

  • みかさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
    ウズベキスタン、良いですね。僕もいつか行ってみたいです。もし急ぎでないのなら、今すぐの旅行はお勧めしません。移動に手間も時間もかかって大変です。でも無事に入国さえ出来ればその後は大丈夫だと思います。楽しい旅を!

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