1人じゃない
明けましてこんにちは、アラフォーマンです。
どこにいようが何をしてようが時は誰にも平等に流れるもの。
みなさん、新年はどの様に迎えましたか?こちら、ボスニア・ヘルツェゴビナにも2022年の開幕ベルが鳴りました。
年越しは1人です
日本を離れてから今年で3度目の年越しです。
1年目はロシアのカリーニングラードで。1人で町をうろついて花火を見て帰りました。
2年目はルーマニアのクラヨーバで。1人で宿の前の花火を見て眠りに就きました。
3年目の今年はボスニア・ヘルツェゴビナのコニーツで。
去年までの2つもすごく大きな街ではなかったけれど、今年はちょっと格が違います。ラフティングのできる川に隣接したホステルに泊まってるんですが、いかんせん今は冬。ホステルには10数部屋あるのに、客は僕ひとりしかいません。近くには民家もなく、最寄りの商店までは6kmあります。素敵なロッジを独り占め。贅沢〜。
10日ほど1人で過ごし、当然年越しも独りの夜になるものと思っていました。思っていたんですけど。
年末の宿泊者
12月31日、僕がここに来てから初めて他の宿泊客が訪れました。20歳ぐらいの若者たち。おおっと挨拶しなきゃですね。
僕「やあ!」
若者たち「……」
あ、これはあまり心開かないタイプのグループのようです。それなら別にそれで良し。僕も社交的なタイプではないのでね。
そして夕方。
ドゥンドゥンドゥンドゥン。僕の部屋の前のラウンジで鳴り響く音楽。間断なくあがる笑い声。
ここは大きなロッジ。防音などあろうはずもないです。というかドアの下部には隙間さえあります。
ドゥンドゥンドゥンドゥン。僕の部屋の中で鳴り響く音楽。
今年も1人の年越しだと思ってたのに。それで良かったんです。そのはずだったじゃないですか。頼む、頼むから1人にしてくれないか。
そんな僕の思いも裏腹に、楽しい音楽も笑い声も益々盛り上がりを見せています。人数もどんどん増えてるし。20人以上いるな。この勢いは、少なくとも年が明けるまでは止むことはないのでしょうね。
ノックの音が
2021年最後の安眠を諦めた頃、誰かが部屋の戸をノックする音が聞こえました。え、一体何の用だろう。
戸を開けると意外にもそこにいたのは知った顔。ホステル清掃係のアデルでした。
彼は悪戯そうに言いました。
「ここはうるさくてたまらないだろう。すまないね。アラフォーマンも管理人棟に来たら良いよ」
あらあら、何とも素敵なお誘いじゃないですか。
海外で過ごす3度目の年越し。どうやら今年は1人じゃないようです。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません
コメント
生きてて良かったです♪
K39さん、こんにちは!
しぶとくのんびり生きています。よろしくお願いします!