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アラフォーからの挑戦状。

日本語パートナーズには推薦枠があります

日本語パートナーズプログラムの募集では、一般募集だけではなく推薦枠も設けられています。推薦で受験できる方の条件は限られるのですが、受験資格のある方はとりあえず受けておいて損のないシステムです。

日本語パートナーズとは?

日本語パートナーズとは、東南アジアの国々へ、日本語教育のお手伝いを派遣するボランティア事業です。国際交流基金という組織が取り組んでいます。

推薦枠について

日本語パートナーズの推薦枠は以下の2種類があります。

  1. 大学推薦プログラム
  2. 県推薦プログラム

この記事では特に県推薦プログラムにフォーカスを当てて説明していますが、大学推薦プログラムでもほとんどの特徴は共通です。

2018年度の募集は既に締め切られていますが、来年も同様の形態で実施されると思われます。参考にしてみてください。

1. 大学推薦プログラム

大学生を対象とする推薦枠です。

公式サイトの発表はこちら「“日本語パートナーズ”派遣事業 大学推薦プログラムについて」をご覧ください。

日本語パートナーズ事業は国際交流に積極的な大学と協定を結んでいます。それらの大学が日本語パートナーズとして適性のある学生を国際交流基金に推薦する仕組みになっています。

協定校は以下の15校です。

  • 大阪大学
  • 神田外語大学
  • 北九州市立大学
  • 京都外国語大学
  • 京都産業大学
  • 国士舘大学
  • 摂南大学
  • 創価大学
  • 東京外国語大学
  • 東洋大学
  • 文教大学
  • 法政大学
  • 明治大学
  • 立教大学
  • 立命館大学

学内での推薦の仕組みなどは所属大学の担当にご確認ください。

2. 県推薦プログラム

埼玉県・静岡県・福岡県の3県のみが持っている推薦枠です。

国際交流基金の発表はこちら「「2018年度“日本語パートナーズ”県推薦プログラム」を実施します!」をご覧ください。

県推薦プログラム募集チラシ

埼玉県と福岡県は推薦プログラムの募集チラシを作成しています。こちらを見れば概要が一発で掴めますので、まずはこちらをご確認ください。

福岡県のチラシ

埼玉県のチラシ

対象者

上記3県に在住・在学・在勤の方が対象です。
これらの県に縁の無い方は残念ながら推薦応募はできません。

派遣先

この推薦プログラムで応募できる派遣先は限られています。2019年の派遣はタイ7期とインドネシア11期が対象でした。募集人数が多い2か国のみを対象としているようですね。

県ごとの募集人数は次のようになっていました。福岡県が一番枠が多くなっていますね。

  • 福岡県 タイ10名、インドネシア15名
  • 埼玉県 タイ5名、インドネシア5名
  • 静岡県 タイ5名、インドネシア5名

選考の流れ

選考の流れは一般の選考と基本的に同じです。用意する書類等も同じです。

違いは以下の2点です。

1. 選考時期が早い
 タイ7期、インドネシア11期の応募締め切りは、一般が10月2日だったのに対して県推薦が7月中旬〜下旬と2か月強早くなっています。

2. 選考を行う機関が各県

第2次選考に必要な書類についてはこちらの記事「[日本語パートナーズ] 第2次選考に必要な書類」にまとめています。

第2次選考の面接についてはこちらの記事「[日本語パートナーズ] 第2次選考 面接について」にまとめています。

内定から派遣まで

先行が終わった後の流れは一般募集と全く同じです。

各県の募集サイト

各県の県推薦プログラムについてはこちらのページに詳細があります。ご確認ください。

埼玉県の推薦プログラム

静岡県の推薦プログラム

福岡県の推薦プログラム

県推薦プログラムはメリットだらけ

もしあなたが対象の県にいるのであれば県推薦プログラムに応募しない手はありません。以下の様に、県推薦プログラムは非常に有利にできているからです。

重複応募が可能

あなたが県推薦プログラムに応募して不合格だった場合でも、一般募集への応募には何の影響も与えません。ライブコンサートチケットのファンクラブ優先枠のようなもので、両方に応募することで単純に選ばれる可能性が高くなると言えます。

枠が広い

例えば、タイ7期であれば、一般枠の募集人数は50名程度とされています。対して、静岡県の推薦枠は5名です。静岡県の人口が375万人と日本の人口の約3%であるのに、募集の枠は10%もある訳です。単純化して考えれば、3倍合格しやすいと言えます。

書類を使いまわせる

県推薦プログラムの応募書類は一般募集のそれと全く同じです。そのため、一通作成してしまえば両方に使いまわすことが可能です。

選考を行う機関が異なる

書類選考にしろ、面接にしろ、単純に数値化できる選考方法ではなく、そこには相性というものが大きくかかわってきます。それぞれの挑戦で選考を行う担当者が異なるため、一方でダメだった場合でも、他方では好意的に受け止められるかもしれません。全く同じ内容、同じ受け答えでも、選考担当者が異なれば合格できる可能性があるわけです。

経験を積める

面接のためにきちんと準備をして臨んだ場合でも、会場でしっかり受け答えができるとは限りません。予想外の質問をされたり、話がうまくまとまらなかったりといったこともあるでしょう。そんな失敗も、経験を積むことで対策を立てやすくなり、次回にはもっとうまくできるようになります。一般募集では他の応募者の一歩先を行くことができるわけです。

デメリットは?

県推薦プログラムにデメリットは特に見当たりません。あなたが対象の県に住んでいるならこれ幸いと申し込んでしまって良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

以上の様に、推薦プログラムは非常にメリットの大きい、しかもデメリットの全く無いシステムとなっています。もしあなたがいずれかの推薦プログラムの対象となっているのであれば、全力で推薦を取りにいくのが良いと思います。

こんなに素敵な推薦プログラム、僕は残念ながらどれにも当てはまらないんですよね。世の中って不公平です。ま、嘆いていてもしょうがないので、一般枠で選んでもらえるように頑張るだけですね。頑張った結果はこちら。

それでは今日はこの辺で。

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