ノビサド7日目 朝から夜までバス遠足
2019年7月20日(土)
サマースクール最初の一週間が昨日で終わり、本日土曜日は一日バス遠足。どこへ行くかは昨日の授業中に教授のミランがしゃべっていたが、例によってよく把握していない。朝9時に出発し、夜20時に解散だから結構色々行くのだろう。
集合、そして出発
いつものようにクラブソーニャで朝食を食べる。今日はいつもより人が少ない。
ご飯を食べたら、フィンランド人マルコ、イタリア人ミローシュと一緒に大学へ。天気が良い。昼には暑くなりそうだ。
大学前には数人の先生方とイギリス人のフィオンのみ。あれ、もう5分前なのに、これしか参加者いないの?と思ったけど、そこから続々集まってきた。学生の参加者は17,8人かな。
9時を10分ほど過ぎたころ、人数の割に大型のバスに乗り込み最初の目的地に向かう。2人掛けシートを贅沢に1人で使う。
目的地はこんな感じ。多分それほど有名な場所はないはず。
修道院
最初の目的地はKrušedol Monastery。修道院だ。
昨日の授業中にミランが「修道院に行くので丈の短い服装はどうのこうの…」って言っていた。なるほど、ドレスコードがあるんですね。ということで露出のない長ズボンを履いてきたんだけど、よく見りゃみんなハーフパンツじゃないか。これは問題ないのですか?
フィンランド人のマルコ曰く「普通のハーフパンツなら全然大丈夫。短すぎるショートは良くないけど」とのこと。そういうことか。語学力不足で注意の大事なところを聞きそびれていた。おかげで一人、暑い。
礼拝堂でなんか儀式を見て見学終了。正教会の装飾は少しおもちゃみたいだよね。
お土産屋ではお酒をたくさん売っていた。修道院とお酒、何だかそぐわない気がするけど、こちらでは普通らしい。修道僧も飲むのかな?
修道院ビールもあるけど、修道院ラキーヤが人気の様子。ラキーヤとはセルビアのウィスキーみたいなお酒。結構アルコールがきつめだ。
美術館
続けて向かったのはMuzej Naivne Umetnosti Ilijanum、素朴派と呼ばれる人たちの美術館だ。
素朴派って?僕もよく知らないけど、画家としての技術を学んでいない人たちの作る芸術のことらしい。ということは、僕が描いた絵も素朴派に分類されるのかな。
みんなの写真を撮っていたら、ボーダーのSちゃんから「そんなにたくさん写真撮って、絵は見ないんですか」と笑われた。そうだね、芸術は僕にはよくわからないから。みんなの写真を撮っている方が楽しいな。
お昼ご飯と芝生の広場
芸術をしっかり愛でた後は、お腹も満たしてあげましょう。
というか時すでに15時。お腹すいたよ。
緑の真ん中にあるレストランでお食事タイム。いつものクラブソーニャより豪勢です。スープもおいしい。
先生方もテンション上がってふざけております。
食事を済ませたら1時間のリラックスタイム。芝生でのんびりするもよし、そこらを散歩するもよし。
ちなみに周りには見どころも何もなく、1時間は割と持て余し気味だった。のんびり話す時間だね。
雰囲気○の街で
最後の見どころはどこかの街の語学学校。
元学校?現役?例によって説明はあまりわかっていないけど、みんなと一緒に見学。厳かな建物だ。
学校の見学が終わったら、街中散策の自由時間。みんな好きな方向へ散り散りに。と思ったら、マルコやチェコ人のハンカたちはすっとカフェでビールを頼んでいた。もう歩き疲れたかい?
教会があったり、広場があったり、多分なんでもない街なんだろうけど雰囲気がすごく良いな。こんなところでゆっくりするのも楽しそう。
いつの間にか日が暮れそうだ。夕暮れが街の色を変えていく。
ほろ酔いの人と、少し歩き疲れた人とを乗せて、バスは学校へ走り出す。楽しかったね。車内はみんな、ぐっすりと。
ノビサドへ架かる橋を渡るころ、太陽は最後の輝きを見せる。もう今日ともさよならだ。
大学へ着いたバスはみんなを吐き出し去っていく。学生も先生も解散だ。
明日はおやすみ。何もない日。また来週会いましょう。それではみんな、さようなら。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません