カモテス諸島に来てみました。さてどうしようか
フィリピン旅行2日目です。昨日は夕方にセブ空港に到着し、ジプニーを乗り継いでホテルに着きました。
今日はカモテス諸島というところへ行ってみようと思います。
セブからカモテスな2日目
宿をチェックアウトした後は、すぐ近くの大聖堂があったので、とりあえずそこを見に行きました。評価は至って普通です。行ってみるのも良いのではないでしょうか。日曜だからか礼拝をやっていて、ちゃっかり儀式の水をかけてもらったりしました。感想は以上です。詳しく知りたい方は色んなサイトに情報がありますのでそちらをご覧ください。
伝説のKalipay
カモテス諸島へのアクセス方法
その後、カモテス諸島に向かいます。
カモテス諸島はセブ島の東側、フェリーで数時間のところに位置します。
セブからカモテス諸島に向かう主な方法は2つあります。セブ·フェリーターミナルからocean jetフェリーでポロ島のポロ港に向かう方法と、ダナオ·フェリーターミナルを経由してパシハン島のコンスエロ港に向かう方法です。
お勧めはセブ港からのアクセスですね。基本的に早いし楽だし、代金もそれほど変わりません。セブからのフェリー代は500ペソ(約1,000円)で、乗船時間は約1時間半です。乗船場所が大聖堂のすぐ近くだというのも嬉しいですね。島でたっぷり観光をしたいという方は断然こちらでしょう。デメリットは本数が少なく時間帯を合わせづらいのと、混んでいるので予約が推奨されることでしょうか。それから、上述の通りカモテス諸島の到着地が異なるので、宿泊地によっては島に到着後の移動が大変になるかもしれません。
詳しくはこちらのサイトをご参考ください。
LAND ESCAPE
一方、僕はダナオ経由で行きました。11時頃に出発し、パシハン島に着いたのは17時頃、代金は約320ペソ(約700円)でした。大聖堂の辺りから、セブのノース·バスターミナル、ダナオ·フェリーターミナル、コンスエロ港と乗り継いで行きました。少し大変ですが、それもまた楽しいんですよね。
ノース·バスターミナルへ
大聖堂近辺からノース·バスターミナルまでジプニー(乗り合いバス)を利用しようとしたのですが、ここが一番苦戦しました。その辺を歩いていたおっちゃんにノース·バスターミナルへの行き方をたずねると、「タクシーじゃないと行けないぜ」と言われました。何ですと?衝撃の事実。調査が足りませんでした。
そうなのか、サンキューと挨拶をしたものの、さて、どうしたものでしょうか。タクシーを使う?おっちゃんいわく200ペソ(約420円)ぐらいだそうだし、金銭的には問題ないんですが、それじゃちょっとつまんないですよね。タクシーは最後の手段にしたいのです。
どうするか決めあぐねて、大きな道路に向かいました。とりあえず北に向かいそうなジプニーにでも適当に乗ってみようかしら、などと考えていると、目の前をバスターミナル行きジプニーが通り過ぎていってしまいました。ああ!それに乗りたかった!と嘆く間もなく、第二第三のバスターミナル行きが通過して行きます。おーい、おっちゃん、めちゃめちゃ走ってるやないかーい。
その後も続々とやってくるジプニーに乗り込み、周りの乗客に「目的地に着いたら教えてください」と根回しして、無事にノース·バスターミナルに到着しました。約20分、8ペソ(約17円)でした。
ダナオ·フェリーターミナルへ
ノース·バスターミナルはしっかりしていますね。施設に入るなり、係の人(なのかな?競馬場のおっちゃんみたいな格好でした)が「どこに行きたいんだい?」と聞いてくれ、ダナオ·フェリーターミナルと行き先を告げると目的のバスに案内してくれました。
ダナオ行きというバスはなく、ダナオを通過する北行きのバスに乗るようです。今回僕が乗ったのはバンダヤン行きのバスでした。約1時間半の乗車で60ペソ(約120円)と、かなり良心的なお値段です。ここでも乗務員さんに目的地で報せてくれるようにお願いして、無事にダナオで下車です。そこはフェリーターミナルの目の前でした。
ちなみにバンダヤンというのはセブ島の北端の街で、そこにも綺麗なビーチが広がっているそうです。フィリピンは行くとこ行くとこビーチだらけです。
フェリーでパシハン島へ
ここで注意すべきはフェリーの本数が少ないことです。セブからのフェリーよりは多いものの、こちらも日に5,6本しか運航していないんですよね。タイミングが悪ければ数時間待ちもありえます。
M/V Mika Mari III | 05:30 AM | Daily (RoRo Vessel) |
M/V Mika Mari IV | 08:30 AM | Daily (RoRo Vessel) |
M/V Mika Mari | 12:30 PM | Daily (Express Ferry) |
M/V Mika Mari III | 02:30 PM | Daily (RoRo Vessel) |
M/V Mika Mari VI | 05:30 PM | Daily (RoRo Vessel) |
M/V Mika Mari | 09:00 PM | Friday, Saturday, Sunday (Express Ferry) |
乗船時間は2時間20分ほど、チケット代は220ペソ(約500円)でした。
観光客が多いのかなぁと思っていましたが、パッと見9割以上はフィリピンの人っぽかったですね。西洋人の旅行者を数人見かけたぐらいです。それから、フィリピンではスリに気を付けてとよく言われますが、現地の人はみんなベンチで爆睡していました。ええ、すごい勢いで寝てましたよ。
コンスエロからサンフランシスコへ
ダナオからのフェリーが到着するのはパシハン島のコンスエロ港です。僕が泊まる宿はサンフランシスコという10数キロ離れた地域にあるので、ジプニーなどに乗って行くことになります。
フェリーを降りたところ、客引きがすごい!そこいら中からサー、サーと声をかけられます。うん、とりあえず放っておいてほしいな。まずはこの辺を少し歩いてみたいんだ。
そうやって歩きだしたけれど、1人のバイクタクシーが後ろをゆっくり付いてきます。純朴そうなあんちゃんです。
僕「なんで付いてくるの」
彼「少し歩くのが終わるのを待っているんだ」
OKわかったよ。バイクタクシー、きみに決めた!
そこから宿までは20分ほど。バイクの2人乗りで向かいます。バイクの後部座席って緊張しますよね。いつ振り落とされてもおかしくない。そんな想いを抱きながら、ヤギやウシやヤシの木の間を颯爽と駆け抜けます。途中、大人の3人乗りやこどもの4人乗りしているバイクともすれ違いました。みなさんたくましいですね。バイクタクシー代は100ペソ(約200円)でした。
バイクに乗っている道中、しきりにレンタバイクを勧められました。「1日500ペソ(約1,000円)だけど、交渉するからもっとやすくできるよ」と。とりあえずは断ったけど、島内を移動するには何か足が必要なので、レンタバイクを借りるのも良いですね。いわゆる原チャリで、道も綺麗だし誰でも運転できるとのことです。免許も不問ですとか。普段運転をしない人も、良い思い出ということでチャレンジしてみるのも良いですね。
本日のお宿、RMS Travellers Inn
とりあえず宿にチェックイン。1泊250ペソ(約500円)で、2泊予定です。
繁忙期ではないようで、4人相部屋の部屋を1人で使ってよいよと言われました。わあ、太っ腹です。部屋にはトイレがありますが、レバーが壊れていて水の流し方がわかりません。出したもの出しっぱなし。これ、1人部屋で本当に良かったな。
エアコンがなくて若干夜は寝苦しいものの、施設は清潔で大満足です。何よりオーナーが優しくてフレンドリー。1度、建物の前を歩いて通り過ぎたとき、それを建物内から見ていたようで、わざわざバイクで追いかけてきて道案内をしてくれました。
SOLI SOLI FESTIVAL
街に行くとやたらと人が多いし仮装している子どもがたくさんいます。何かと思ったら、どうやら今日はお祭りの日のようでした。SOLI SOLI FESTIVAL というお祭りで、メインにはダンス大会が開催されるようです。
大きなステージの前に人が集まっているので、僕もそこに並んでみました。待つこと10分、20分···。なかなかイベントは始まりません。でもここまで来たらどんなものか見てみたい。もう少し粘ることにしました。そして40分ほど経ったとき、おもむろにパーティの開幕です!
それはお偉いさんのご挨拶から始まりました。市長さんあたりでしょうか。5分ほどぼそぼそと喋っています。観客の反応もないし、きっと面白いことは言ってないのでしょう。やっと終わったら次の方、そしてまた次の方の番です。こういうのって日本だけじゃないんですね。
そして長かった挨拶も終わりまして、いよいよ次はダンスの!審査員紹介に移りました。6人の審査員がもったいぶった雰囲気でコメントを話していきます。要るかな、この演出。誰か喜んでるのかな。
そして開始時間から50分ほどが過ぎて、ついに大会本編の開幕です!
おお、すごいじゃないですか。小学生?中学生?ぐらいの子どもたちが集団で色々と表現しています。どうやら地元の湖にまつわる伝説を踊りで表しているみたいですね。白鳥だったり龍だったり、波やヤシの木の格好をした子達が走り回って踊っています。
ダンス大会と聞いて踊りそのもので勝負する大会をイメージしていましたが、どちらかというと学芸会とか、金ちゃんの仮装大会に近いですね。うん、これは良いです。ストーリーがあって面白いし、何より言葉を使わないので外国人でも楽しむことができます。
一つ目の演舞が終わりました。期待以上に楽しそうだったので少し見る場所を変えようと移動しましたが、それが間違いでした。あれ、いつの間にかものすごい人、人、人。どこにも立ち止まれるスペースがありません。あれ、あれれと歩く間に自然と僕は会場の外へ。会場の外の全然ステージが見えないところまで待っている人がびっしりです。あー、これもう戻れませんね。
後ろの方で盛り上がっている歓声を聞きながら、とぼとぼと家路につきました。別に悔しくなんかないもん。地元の人に譲ってあげただけだもん。そして今、宿の部屋で日記を書いています。祭もクライマックスなのでしょう。会場の方から花火の音が聞こえてきました。夜空を鮮やかに染め上げています。別に悔しくなんかないもん。明日のためにもう寝るんだもん。
さて、明日はどこに行きましょうか。とりあえず、綺麗な洞窟があるらしいので、それをゆっくり見てみたいですね。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません