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アラフォーからの挑戦状。

バレンタインデート -市場へ行こう-

こんにちは、アラフォーマンです。
昨日はバレンタインでしたね。甘い想いは伝えましたか?

想いはフレッシュなうちに届けましょう。くすぶらせ過ぎて溶けちゃう前に。ビターに終わってもいいんです。

ノックの音が

さて、昨日のお昼過ぎ、ご飯を食べて部屋でのんびりしていたときです。コンコンとドアを叩く音がしました。
「はーい」と応えてドアを開けます。隣りの部屋の兄ちゃん達が立っていました。

青年1「俺たち今から市場に行くけど、アラフォーマンも見に来る?」

お、粋なお誘い。いつものごとく特に何もない1日なので、ご一緒させていただきましょう。

本日はバレンタイン

市場への道を歩きがてら聞いてみます。

アラフォーマン「君たちは市場で何を買うの?」

青年1「特に何も買うものはないよ。
アラフォーマンに北アフリカ最大の市場を見せてやろうと思ってさ。」

どうやらアガディールの誇るスーク・エルハドはとても大きな市場らしいです。

青年2「そんなこと言って、彼女へのプレゼントでも買うんだろ?
今日はバレンタインデーだからな。」

青年1「そんな金ないって。買わないよ。」

おっと、モロッコにもバレンタインの概念があったことに驚きです。
でも、女の子がチョコをあげる日とはちょっと違うものみたいですね。

ア「ここにもバレンタインがあるんだ。それってキリスト教のイベントだよね?」

青年3「んー、元をたどればそうだけど、バレンタインは世界的なイベントだからね。モロッコにもあるよ。」

青年2「カップルが相手にプレゼントをするんだよ。」

ア「世界的なイベントなのかあ。
でも、クリスマスは何もしないよね?」

青年1「クリスマスは祝わないなあ」

青年2「それはキリスト教のイベントだからなあ」

ふうむ。線引きがよくわかりません。ここではバレンタインは宗教的というよりも商業的なものなのでしょうか。
まぁどちらにしても、ここでは大したイベント日ではなさそうです。「よくわからんけどプレゼントあげるか」ぐらいの気分みたいです。

3か月目にして少し知る

しばらく彼らと市場を歩きましたが、結局誰も何も買いませんでした。「買わない」との宣言通りです。

市場には本当に何でも集まっていました。
どの家庭にもあるタジン鍋だったり、街の人たちが着てる伝統的な衣装だったり、モロッコでだけ生えている木から採れる何にでも使えるオイルだったり。モロッコの特色は全てここにあり、という感じです。

地元の大学生らしいです

3人の現地ツアーガイドに案内してもらったおかげで、結構学びがありました。ありがたいですね。
僕は2か月ちょっとここにいたけど、全然知らなかったことだらけです。

さて、早いもので、明日にはアフリカともおさらばです。

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