カルーホイスコーレからのインターンシップについて
こんにちは。
デンマークのカルーホイスコーレに滞在中のアラフォーマンです。
カルーホイスコーレについて、いただいた質問に答えていきます。ありがとうございます。
今回はインターンシップについて。
インターンシップはどのように始めるのか
Q. インターンシップはどのように決まるのですか?面談などあるのでしょうか?
A. 副学長に希望を伝えて、条件に合うものがあれば紹介、仲介してもらえます。自分で探してくることもできます。
インターンシップ = プラクティック
インターンシップの説明の前に、まず、言葉について。
インターンシップのことをデンマーク語ではpraktik(プラクティック)と言います。
みんなプラクティック、プラクティックと呼んでいてインターンとは言いませんが、この記事では英語でのインターンシップと呼ぶことにします。
世のインターンシップの中には有給のものもありますが、カルーホイスコーレで紹介されるものは全て無給です。
意味合いとしては「ボランティア」というよりも「研修させてもらう」といった側面が強いと思います。デンマークの社会、文化に触れるためのものです。
どんなインターンシップがあるのか
インターンシップの種類はもう、本当に様々なものがありそうです。
僕が行かせてもらっているような、幼稚園、学校などの教育系。
地域のお祭りのお手伝い。町興し事業への参加。
カフェでのバイト。ガラス工房での作業。興味のあるお仕事へのインタビュー。
得意なスポーツでのコーチなど。
本当にどんなものでもありえます。
もちろん、全てを学校がお膳立てしてくれるわけではないので、前例のないものなどはある程度自分で調べていったりする必要もありますが、その上で希望を出せばかなり協力してくれると思います。
「インターンシップを応援するよ」
最初はカルーでの生活が始まって2週間が経ったある日のことでした。
みんなが集まっているときの連絡事項で「インターンシップについての説明会」のお知らせがありました。参加は任意、興味のある人だけです。「興味はあるけど務まるのかなぁ」と思いながら、とりあえず聞きに行ってみました。
メッセージとしては、「カルーホイスコーレでは過去にもたくさんのインターンシップをこなしてきた実績、つながりがあり、希望者がいればお手伝いします」というものです。
もちろん学校ありきの話なので、週に2日、3日も行くことは難しいですが、週1日のペースぐらいで続けているものが多いようです。
カルーの現在の副学長は、僕らがインターンシップを経験することを積極的にサポートしてくれます。「やる気があるならどんなものでも手助けしてやる!」という感じです。
説明会が終わった後に個人面談をして、どのような業種に興味があるのかを伝えました。面談と言っても、人柄はもうお互い十分にわかっているので本当に希望を伝えるだけです。
僕は「子どもと遊ぶ現場に行きたい」と伝えました。教育に携わった経験はない、子育てもしたことがないということも伝えました。
次の日、僕のインターンシップの「行き先が決まった」と連絡を受けました。副学長の娘の通う幼稚園です。
このスピード感に感銘を受けました。生徒をインターン生として送り込む交渉も結構気を遣う作業でしょうに、すぐに動いてくれて単純に嬉しかったです。
最初のご挨拶
僕の場合、行き先の幼稚園は9月頭にすぐに決まっていたのですが、相手側の都合に合わせて10月から通わせてもらうことになりました。
毎週金曜日のお手伝いです。
初出勤日の二日前の水曜日、副学長に連れられて幼稚園に挨拶に行きました。と言っても、挨拶をしていたのは副学長で(彼は娘の通う幼稚園なので顔なじみ)、僕は横ではにかんでいただけですけど。
先生方も園長も感じの良い方たちで、ほっとしたのと同時にやる気がふつふつと盛り上がりました。
一度関係を作ってくれたら、それから後はもうホイスコーレはノータッチ。僕と幼稚園との関係です。
どのようにお手伝いするか、いつまで続けるのかも、自分で幼稚園側と話して決めてくれと言われました。
それからこれは僕の個人的な話ですけど、インターン初日はとにかく何にもできなくて、情けなくて泣きそうになりながら帰ってきました。2回目、3回目と通いましたが、何もできないのは相変わらずです。
思っていたほど甘くない。僕には色々な経験が足りていません。でも、それでも頑張りたいという気持ちはあるので、喜んでもらえるように、笑ってもらえるようにと思っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
カルーホイスコーレで参加させてもらえるインターンシップについて紹介しました。
何をやるか、どこで、どのくらいの期間でなど、どれも生徒次第です。あなたが興味を持っていることに挑戦してみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません