ロシア語が聞こえる in タリン
こんにちは、アラフォーマンです。
エストニアのタリンに来ていますよ。
聞こえてくるのはロシア語だらけ
さて、タリンに来たのは良いものの、あらゆるところからロシア語が聞こえてくるんです。街を歩いていても、買い物をしていても、バスに乗っていても。
宿に着いて受付をしたとき、覚えたてのエストニア語でお礼を言いました。
エストニア語の「ありがとう」は”Aitäh!”(アイタッ)です。
一瞬きょとんとしたお姉さん。少しの間の後、「あぁごめんね、私はエストニア人じゃないんだ」と言いました。
聞けば彼女はロシア人だそうで。
宿の中にもロシア語があふれています。
案内の張り紙はロシア語と英語、あと小さくエストニア語。周りの旅行者がしゃべるのも半分はロシア語。残りが英語とよくわからない言語たち。このよくわからない言語の中にきっとエストニア語も含まれるのでしょう。
旧市街に行ってみよう
さて、旧市街の広場に行ってみます。1月の3日、年が明けてもクリスマスマーケットがまだやっていました。
設えられたステージで、サンタの格好をした人が何かしゃべっています。近づいてみると、あれ、この人もロシア語だ。イベントまでロシア語でやるなんて。
「あれ、僕ロシアを離れたんだよな?」
ええ、確かにそのはずです。長々と夜行バスに揺られてきたじゃないですか。
頭の中にはてなマークが浮かんでいます。何でこんなにロシア語だらけなのか。
何だか初日はエストニアに来たという実感がないままに一日を終えました。
バルト三国は旧ソ連
次の日も、街を歩いているとやっぱりロシア語がたくさん聞こえてきます。
「ロシアに近いし、クリスマス休暇シーズンだし、旅行者がたくさんいるのかな」なんて思っていたのですが、周辺国との地図を思い浮かべている時にふと気が付きました。
「あ、バルト三国は旧ソ連だ」
そうでした。EUの一員だったり、通貨がユーロだということもあり、ヨーロッパ(西側の国)というイメージが強かったのですっかり失念していました。
エストニアも30年前まではソ連の一部です。キルギスと一緒です。道理で街にもロシア人がたくさんいるわけです。
そういえば、クリスマスが年明けにくるのもロシア流ですね。
ロシア正教のクリスマスは1月7日。旧暦とかの関係らしいです。
さて、謎も解けたところで、エストニアモードに切り替えていきますよ。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません