ジョージア入国。おやおや意外とあっさりですね
こんにちは、アラフォーマンです。
ジョージア入国チャレンジ最終回。
リトアニアから出国せよ
搭乗手続きでいろいろ聞かれるのではと少し身構えて向かったのですが、通常運航と言うか、いつもよりもあっさりと進んだ気がします。
空港が小さいからかな。何だかあっという間でした。
そう言えば、トラブル、というほどのものではないのだけれど、出国イミグレーションでこんなやり取りがありました。
僕「パスポート、最近更新したので2冊あります」
検査官「新しいのを渡しなさい」
パラパラとページをめくる検査官。でも、そこには一つもスタンプがありません。だって新しいパスポート作ってから、まだ一度もボーダーを越えていませんから。
僕「古い方にはスタンプがあります」
検査官「ならそちらを渡しなさい」
パラパラとページをめくる検査官。リトアニア入国のスタンプを見つけました(カリーニングラードからタリン移動時のもの)。
あぁ、これだこれだという感じで、その隣に出国スタンプをガチャリ。はいどうぞと僕に返してきました。
ちょ、ちょ、ちょっと待って。今スタンプ押したの、古いパスポートですよね?もう無効になったパスポートの方ですよね?
今スタンプ必要なのはそっちじゃないから!
検査官「こっちにもスタンプ押してほしいの?まったく…」
そら当たり前でしょうよ。
なんで僕がわがまま言ったみたくなってんだ。
ひと突っ込み入れたくなったところでリトアニア出国です。
ガラガラの機内とはこういうこと
出国はいいんです。でももっと怖いのは入国の審査です。
誰だって、自分の国にウィルスを持ち込まれたくないに決まっていますよね。必然、入国の方が審査が厳しくなります。
まぁそれは向こうに着いてから考えるとして、ひとまず空の旅を楽しみましょうか。
ビリニュス(リトアニア)からクタイシ(ジョージア)への航空機は1列6席の中型機。それにしては…あまりに人が少ない。
ぽつりぽつりと客はいますが、田舎の単線電車並みの搭乗率です。
それはそうですよね。国が「移動するな」と言っているのだから、今はしばらくじっとしているべきで。僕もビザの問題がなければ動かなかったはずです。
そんな状況でも飛行機は飛びます。ビリニュスから3時間と少し、快適な空の旅をお楽しみになったら、いよいよジョージアのクタイシに到着です。
こいつ、熱がありますぜ
クタイシ空港に降り立ったら、イミグレーションの前にサーモグラフィがありました。防護メガネにマスクに白衣の人たちに促され、次々とカメラの前で体温検査です。一人1,2秒でさくさく進んでいきます。
僕の番がきました。1秒、2秒、3秒、……あれ、ちょっと長いな。
そう思っていると、脇の女性に手招きされました。ちょっとこっちに来なさい、と。
そうして衝立の裏に招かれ、なにやら別の装置をおでこに向けられます。結果を見た係りの女性、「うーん、、、」という表情。一体なんだと言うのですか。
「ちょっとここで待ちなさい」と言い残し、2分後にチーフっぽい男性と共に戻ってきました。
再び先の装置をおでこに向けられます。その結果を見たチーフと女性、顔を見合わせて「うーん、、、」という表情。
装置の液晶には「36.9」の数字が見えました。どうやらこれは非接触の体温計で、僕の体温が少し高いのが問題なのですね。
確かに、36.9℃は少し高い。僕は普段熱を測らないので自分の平熱を知りませんが、普通36.6℃とかそんなもんですよね?
これは微熱とまでも言えないかもしれませんが、微熱の一歩手前までは確実に来ています。「うーん、、、」という表情になるのも頷けます。
コロナの疑いがかけられたなら2週間の隔離か。それでも別に構わないかな。どちらにせよ特にすることはないのだから。
そんなことを考えていると、また別の係の人が僕に聞いてきました。
「Are you Japanese, right?」(あなたは日本人ですよね?)
はい、そうです。ですが、6週間はリトアニアに滞在していました。その間日本にも他の国にも行っていません。
係の3人はグルジア語で何だか話しています。やたらと「ヤポン(Japan)」と言っています。
僕のコロナ疑惑に、日本関係なくない?僕は何か月も帰国していないのだから。
係の人、もう一度装置を僕に向けます。36.9℃。もう一度。再び36.9℃。もう一度。やっぱり36.9℃。
ここで驚きの一言が発せられました。
「OK、行っていいよ」
え、良いの?そんな感じなの?僕が日本人だから?
日の丸パスポートのおかげで出入国審査がすんなりと進むことはありますが、まさか健康診断で優遇されるなんて。
それで良いの?逆に不安になるよ。疑わしいのだったら隔離してくれよぉ……。
ジョージア入国しました
という訳でジョージア入国できました。
そう言えばWizz Airの言ってた書類の話、全く誰も触れてこなかったな。宿も宿で行ったら普通に営業していたし。今、宿のWi-Fiからこれを書いています。
「本当に移動できるのか!?」と大騒ぎしていましたが、特に問題なく移動できました。広げた風呂敷はそっと畳もうと思います。お疲れさまでした。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません