それでもあなたはフィリピノ語を学びますか
こんにちは、アラフォーマンです。
3月の中旬にフィリピンのセブに旅行に行く予定で、そのためにフィリピノ語を勉強しています。旅行に行くなら、簡単な挨拶ぐらいはできるようになってから行きたいからです。
ロシアに行くときはロシア語を、インドネシアに行くときはインドネシア語を学んでから行きました。
現地の言葉を少しでも話せると、みんなびっくりするぐらい喜んでくれます。特に「美味しい!」は必需品。ローカルな屋台なんかでは英語を話せないおばちゃんがやっていることも多く、向こうも外国人相手に少し戸惑っていたりします。そんなときにこの一言。一瞬でお互いに笑顔になることができます。それに、毎日使う機会があるのも嬉しいところです。
さて、フィリピンの公用語はフィリピノ語です。マニラで話されているタガログ語をベースに、多少の改良が加えられて国の公用語になりました。
近隣のインドネシア語などと構造は似ていますが、文法はフィリピノ語の方が若干複雑です。接辞で動詞を変化させたり、文によって語順が変化したりします。
もちろんフィリピンでは英語も通じます。オンライン英会話の教師にはフィリピン人も多いですよね。日本語パートナーズの事前研修でも、フィリピン派遣者はフィリピノ語ではなく英語でした。
その歴史の中でアメリカの植民地だったこともあり、アメリカンイングリッシュが深く根付いているのです。
「じゃあ英語でいいじゃん」
と、よく言われます。確かに、英語でもコミュニケーションはできます。ただ、現地の人が喜んでくれるのは、やっぱり現地の言葉だと思うんですよね。世界共通語ではなく、自分の国の言葉に興味を持ってくれたという驚きが。
だから僕はフィリピノ語を勉強しています。
Hapon ako. (私は日本人です。)
Magkano ito? (これはいくらですか?)
Saan ang C.R.? (トイレはどこですか?)
そうやって少しずつフィリピン語に馴染んできた頃のとある朝のことです。
フィリピン語教科書の表紙に書いてあるある文言が目に留まりました。
現地の言葉(セブアノ語)なども紹介。
あれ、セブアノ語ってなんだろう?セブって入ってるぞ…?
そうです、僕の旅行先はセブ島。セブという文字に反応してしまいました。
なんだかセブ島とセブアノ語には関連がありそうな予感…。
早速ウィキペディアで「セブアノ語」について調べてみました。
セブアノ語は、フィリピンのセブ州、ボホール州、ネグロス・オリエンタル州、レイテ州西部、さらにミンダナオ島西北部などで広く話されて いる。
Wikipedia 「セブアノ語」
やっぱり、セブで話されている言葉のようですね。さらにウィキペディアではこんな言葉が続きます。
これらの地域ではタガログ語(フィリピン語)よりもセブアノ語を母語とする人が多い。
Wikipedia 「セブアノ語」
……!
何たること。学ぶ言語を間違えた!!
もちろん、セブでもタガログ語は通じるんでしょうけど、喜んでもらえる現地の言葉というわけではないのですね。失敗しました。
出発まであと10日ちょい。今からセブアノ語を学び始めるか、悩ましいところです。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません