物を乞う子ども
こんにちは、アラフォーマンです。
足も順調に回復し、ゆっくり歩くだけなら問題なくなりました。悪化しなくて本当に良かった。という訳で天気の良い日は公園へ向かいます。
夏を楽しめ
ジョージアは7月1日から国境をオープンしますが、それに先立って月曜日から国内の交通機関が運転を再開しています。
そのせいかな、公園内もどんどん賑やかになってきました。
トウモロコシやパンの屋台、安物のおもちゃを並べる露天商、ギターをかき鳴らすおじさん。いよいよ夏到来って感じです。
公園の中には卓球台とビリヤード台がたくさん設置してあって、中学生もおじいさんも楽しんでいます。すごい盛り上がっちゃってて、隣を通り過ぎるだけでちゃっかり楽しい気分になれます。
無料でできるのか誰かに使用料を支払うのかは知りません。公園に来るときは、僕いつも一人だから。
物乞いの子ども
そんな弾ける街の中で、浮かない顔で公園内を練り歩く子どもたちがいました。物乞いです。
自粛期間中には彼らを見かけたことはありませんでした。姿が目に入ったのは先週の後半からです。その全てが子どもでした。
7,8人ぐらいのグループで、手分けして周りの人のところへ歩き回っています。一番年かさに見える子でもせいぜい10歳くらい。小さな子はまだ就学の歳に達したかどうかです。
ベンチに座ってると目の前に来て、無言でお金の受け皿をこちらに差し出してきます。道を歩いてるときには少し前をふさぐ感じで歩きながらお皿を向けてきます。
そんなにしつこくは来ないので「ノー」と言って追い払ってますが、気になります。
彼らはどこから来たのでしょう。
褐色の肌。多分旧来からの土着の人ではないのだろうと思います。
どうして彼らは子どもたちだけなのでしょう。親は何をしているのでしょう。
この街のどこかで働いているのでしょうか。遠い場所で離れ離れに暮らしているのでしょうか。それとも、頼れる親戚はもういなくなってしまったのでしょうか。
春からずっと大人しくしていた街の中では見えなかったけど、夏になって光が射したら、同時に影があることにも気が付きました。そんな感じです。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません