南半球の年越し
こんにちは、アラフォーマンです。
今日は大みそか。今年もあとちょっとでおしまいです。
気温は寒いけど、天気の良い日が続いて来年を気持ちよく迎えられそうです。
各国の年越し
さて、先日、どんな風に新年を迎えるのかを友人たちに聞いてみました。
日本
日本だと、家族で集まって年越しそばを食べながら大みそかを過ごすのが一般的でしょうか。
こたつに入って紅白歌合戦などを観て、テレビの前で年を越す方が多そうです。
若い人たちは友人と街に繰り出してカウントダウンイベントで盛り上がったりもしていますね。
マレーシア
マレーシアでのニューイヤーはそれほど盛大に祝うイベントではないそうです。
都会ではカウントダウンなんかで花火が上がったりもするそうですが、友人とちょっと騒いで終わりで、あまり特別なものは感じていないよう。
一方で、日本のお正月のようなイベントは春節がそれにあたるそうです(話を聞いたマレーシア人は中華系)。
家族親戚で集まって近況を語り合うのだとか。
マレーシアの春節では、本家中国とは違って祝日となるのは2日間だけなので、土日とつながるかどうかが重要なんだとも言っていました。
その意味ではある意味お盆休みにも似た感覚かもしれませんね。
その他に、マレーシアの話で特に面白いなと感じたのは、新年にあたるものが3種類あるということ。
華人のイベントである春節の他、イスラム教のラマダン明けに行うハリ・ラヤ、ヒンズー教のディパバリと呼ばれるイベントもあって、それぞれ祝日になっているそうです。
マレー系6割、中華系3割、インド系1割のマレーシアならではという感じですね。
ちなみにマレーシアではクリスマスも祝日になるそうです。
アメリカ
テネシー出身のアメリカ人に年越しはどのように過ごすのかを聞いてみたところ、
「至って普通さ。カウントダウンをして花火が上がって…、
アメリカのやり方を色んな国が行うから、”アメリカだけのユニークな慣習”にはできないのさ」
と言っていました(後半はHahahaとジョークで言っています)。
なるほど。一理あるなぁと思いました。
確かに、他国に真似されないアメリカ独自のやり方を作るというのは難しいのかもしれません。
やはり世界をけん引する先進国だけあって他国に与える影響も大きいということなのでしょう。
日本の色んなイベントの中にはその由来までは意識しないでこなしているものも多いですが、アメリカ起源の慣習というのも探せばたくさんありそうですね。
チリ
チリという国名は聞いたことがあっても、あまり馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
一体どんな新年を過ごしているのでしょうか。
本人曰く、ほとんどアメリカと同じで「非常にオーソドックスなもの」とのこと。
友人と集まってお酒を飲みながらカウントダウンをして、年が変わる瞬間に花火が上がって…。
確かに、これだけ聞くと特別なことは何もないように聞こえます。
ところが。
そう、ご存知の通りチリは南アメリカ大陸の国。
南半球にあるチリでは、お正月は夏にやってくると言うんです。
緑が生い茂り生命の力強さを感じる季節、南の星座が輝く空の下で半袖でビール片手にニューイヤーを叫ぶのだとか。
それって、なんと言うのでしょうか、我々日本人の感覚からすると新年感が全く感じられませんよね。
おまけに花火まで上がってしまうという。もう、ただの花火大会かと勘違いしてしまいそうな光景ですね。
やっていることは同じなのに、やっている場所が違うだけでかなり違う印象を受けるものだということを学びました。
おわりに
各国の年越し、いかがだったでしょうか。
今回はマレーシア、アメリカ、チリの年越しを紹介しました。
ちなみにマレーシアは北半球の国ですが、正月も変わらずに一年を通して夏のようなものだと言っていました。
こちらも正月という感覚は薄くなりそうです。
日本ではもうすっかり年の暮れです。大掃除に慌ただしくしていたり、実家に帰省していたりと、それぞれの年末をお過ごしですね。
アラカルチョ!にお越しいただきありがとうございます。
本年も大変お世話になりました。
それではみなさん、どうぞ良いお年をお迎えください。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません