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アラフォーからの挑戦状。

一日の始まりにアッラーフアクバル

こんにちは。アラフォーマンです。
みなさん、モロッコの宗教が何かを知っていますか?

モロッコはイスラム教

モロッコで主流となっている宗教はイスラム教です。

モロッコに来る前は、モロッコのイスラムは言ってもそこまで信心深いものではないだろうと思っていました。
ヨーロッパとの交流も盛んだし、何となくオープンなイメージがあります。

でも、実際にこの地に立って、そのイメージはすっかり変わりました。僕が今まで訪れた国の中で、間違いなく最も敬虔なムスリムです。(ムスリム: イスラム教徒のこと)

女性が髪を隠すのは当たり前です。髪どころか、目以外の全てを覆っている人もたくさんいます。
男性も、宗教的なものなのか単に伝統の民族衣裳なのかは知らないのですが、フードから足首まですっぽり覆うローブをまとっている人が主流です。

ここでは、人がいるところ全てにモスクがあります。100軒も家がなくても、村に1軒の店もなくても、モスクだけは必ずあります。
神様と繋がる場所が必要なのです。

※ちなみに僕はまだ中東に行ったことがないので、あくまでも僕が訪れた国の中での話だということ、また、モロッコも僕が歩いた地域に限る話だということを明記しておきます。

アッラーフアクバルという言葉

トルコやボスニア・ヘルツェゴビナでもそうでしたが、モスクからは1日に数回「神様にお祈りする時間だよ」ということを知らせるお祈りの詩が流れます。
このお祈り、大音量です。どこにいてもお祈りの時間を見逃す人がいないように気を遣っています。気を遣い過ぎです。

お祈りの出だしは、「アッラーフアクバル」というフレーズを2回繰り返して始まります。

どこかでこのフレーズを聞いたことがあるでしょうか?もしかしたらそれはテロ関連かもしれませんね。
日本では、イスラム = テロという間違ったイメージが植え付けられてしまいましたが、アッラーフアクバルにテロ行為との関係はありません。

アッラーとは神様の意味。ちなみに、イスラム教のアッラーとキリスト教のゴッドは呼び方が違うだけで実は同一人物です。おっと人ではありません失礼いたしました神様です。
アクバルは大きいものやすごいものを表すときに普通に使う日常単語で、英語だと great にあたります。

つまり、英語に直訳すると God is great! そのぐらいの意味です。

重ねて言いますが、テロ行為とは全く関係の無い言葉なので、悪いイメージは持たないでくださいね。

偉大な神に目を覚ます

「……アッラーフアクバル…!……アッラーフアクバル!」
1日5回流れるらしいこの詩、1回目は日の出の前です。まだ大抵の住民は寝ていると思われる未明も未明、無音の町に大音量が響き渡ります。

僕も当然ベッドの上です。冷え込む朝の空気の中で、この呼びかけを聞いています。

初めの頃は慣れない大音量に戸惑いもあったのですが、今ではすっかり生活の一部です。
その声は僕にとって、一日のリズムを作る上で欠かせないものになりました。めざまし時計みたいなものです。

さてさて今日もアッラーフアクバル。
一日の始まりです!

モスクは綺麗です

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