バトゥミってどんな街？ | 綺麗な海と公園と

こんにちは、アラフォーマンです。
先月からジョージアのバトゥミという街に滞在しています。

ジョージア第2の都市、バトゥミ。
おそらく、日本人のほとんどの方は名前も聞いたことがないかなぁと思います。せっかくなので、今日はちょっとご紹介。綺麗で穏やかな街ですよ。

ジョージア

そもそもジョージア自体がわからないという方もいるかもしれませんね。まずはジョージアについておさらいしておきましょう。

ジョージアは隣接するアルメニア・アゼルバイジャンとともに旧ソ連を構成する国の一つでした。ソ連崩壊に伴い独立。

人口は約370万人。主要言語はグルジア語とロシア語。首都はトビリシ。

独立当時はグルジアと呼ばれていましたが、2015年に国名の正式な呼称をジョージアに変更しました。まだ日本国内での呼び方は過渡期にあり、国名はジョージアと呼びますが、言語はグルジア語、グルジア文字と呼ばれることが多いようです。

コーカサス

ジョージアのある地域はコーカサス(南コーカサス)と呼ばれています。コーカサスは黒海とカスピ海に挟まれた地域で、北にロシア、南にトルコ、イランと接しています。

国境のロシア側の地域は北コーカサスと呼ばれており、ここら辺は色々な民族がいて、複雑な環境になっています。
紛争で名前を聞いたことがあるだろうチェチェン共和国などもここに位置します。ロシア連邦を構成する1地域です。

ちなみにコーカサスはこの地域の英語での呼称です。ロシア語での呼び方だとカフカース。
コーカサスとカフカースは同一のものです。僕は最初、この二つの違いがわかっておらず混乱しました。

リゾート都市バトゥミ

バトゥミはトルコとの国境から北へ20㎞。黒海沿岸に位置する人口約20万人の都市です。

ジョージア国内には自治共和国が2つあり、バトゥミはそのうちの1つ、アチャラに属する都市です。
もう1つの自治共和国アブハジアや政府非公認の南オセチア共和国は政情が不安定ですが、アチャラは全くもって安全です。

ジョージアのみなとみらい

海上貿易の港湾都市として栄えた街で、ジョージア屈指のリゾート都市でもあります。

港があって、海沿いの綺麗な公園があって、多様な文化施設があります。規模は違いますが、系統は横浜に似た雰囲気があります。
僕はバトゥミのことを非公式に「ジョージアのみなとみらい」と呼んでいます。

こちら工事現場のフェンスに描かれていたバトゥミのイメージ写真です。ぱっと見横浜っぽいですね。観覧車もあるし。

こちら、海からじゃなく公園からの風景です。おや、こっちの方がイメージ写真よりも素敵に見えませんか？
真ん中の建物はジョージアのランドマークタワー(非公式)です。

街の景色はこんな感じです。コロナのせいか普段からなのかわかりませんが、人通りも車通りも多くありません。静かなものです。

街を散策していると、ちょいちょいこんな広場に出くわします。博物館か何かでしょうか。今は営業していません。(2020年4月現在、コロナによる自粛中)

教会もあります。
ジョージアは歴史的に色々なところから影響を受けており宗教もたくさんありますが、主流はキリスト教(ジョージア正教)の様です。他にもシナゴーグやアルメニア教会、モスクなんかも見かけます。

海沿いには2㎞ぐらい続く大きな公園があって、遊歩道とサイクリングロードが伸びています。たくさんのベンチと並木道があって、歩いているだけで気分が軽やかになりますよ。ジョージアの山下公園(非公式)と呼んでいます。

道沿いには子供の遊具だったり、大きな池だったりもあります。レストランや博物館みたいなものもありますが、今はコロナで休業中です。

日本をイメージしたと思われる場所もありました。「わびさび」と言うよりは、「詰め込み」と言う感じの庭園でした。

公園内には野良犬がたくさんいます。人に吠え付いたりしない無害な犬どもです。

ベンチで休んでたりするとこいつらが寄ってきます。頭を寄せて、撫でてくれとせがんできます。
こいつら、無害ではありますが、撫でるともれなく手が獣臭くなります。覚悟を決めたらがしがしと撫でてやりましょう。

僕が石のベンチに座っていたら、一匹また一匹と集まってきて囲まれました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ジョージアのみなとみらい、バトゥミについてご紹介しました。リゾートと野良犬が好きな方はぜひ足を運んでみてください。

今は残念ながらコロナでどこも閉まっているのですが、自粛が解除されたら少し観光もしてみたいと思います。一人で観覧車に乗ってしまうかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。

アラフォーマン

歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの：公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと：料理、おしゃれ、あと泳げません