日本語パートナーズって何? どんな特徴があるの?
あなたにも、
日本語パートナーズ
アジアを笑顔にする
力があります。
さて、今日は僕が応募しているボランティアプログラム、日本語パートナーズを紹介したいと思います。
日本語パートナーズ
日本語パートナーズって何?
日本語パートナーズとは、アジアにおける日本語教育のお手伝いをするボランティアです。
“日本語パートナーズ” は、アジアの中学・高校などの日本語教師や生徒のパートナーとして、
https://jfac.jp/partners/overview/
授業のアシスタントや、日本文化の紹介を行います。
専門的な知識は必要なく、応募要件に当てはまればどなたでも応募できます。
アジアで多くを発見・吸収し、それを周囲へ、未来へ広げる…そんな人になってみませんか?
イメージはこちらのプロモーションビデオをご覧ください!
充実している雰囲気が伝わってきます。
ポイントは「お手伝い」という点で、専門的な知識を要しないということです。授業は現地国の先生が行い、パートナーズはアシスタントとして活躍することになります。日本の学校の英語授業などである、ALT(アシスタント・ラングエッジ・ティーチャー)というやつですね。
主催している団体は
国際交流基金という機関のアジアセンターという部門が運営しています。
国際交流基金 アジアセンター
日本の文化だったり日本語教育だったりを広め、日本と世界をつなぐことを目指して活動している機関になります。
国際協力というと外務省系の青年海外協力隊(JICA)が有名ですね。一方、こちらは文科省系の団体なので、活動内容もより文化的な色が濃くなっています。
同じく国際交流基金が行っている、日本語パートナーズと同系統のボランティアプログラムとしてはEPA日本語教師やJOIプログラムなどもあります。 こちらは日本語パートナーズと比べていくらか応募の敷居が高くなっていますが、
応募条件が緩い!
先の引用にも記述がありますが、応募できる条件が緩いことが大きな特徴です。応募要件は3点のみ。
- 満20歳から満69歳で日本国籍を有する方
- 日常英会話ができる方
- 派遣前研修(約1か月間)へ全日程参加できる方
これだけです。「日本語を教えた経験がない方も応募できます」と謳っており、実際に日本語教育の資格を持たない方もたくさん派遣されています。
僕のような日本語教育の資格を持っていない者でも応募が可能なのはありがたいですね。日本語パートナーズ以外の日本語ボランティア募集では日本語教育の資格を有していることが必須条件になっていることが多いので、この点はボランティアの入り口として非常に大きなアドバンテージを持っています。
また、年齢も20~69歳と広く門戸を開いています。アラフォーのみなさんも安心、まだ20年以上は挑戦権がありますよ!(※日本語パートナーズプログラムは東京オリンピックに向けたもので、計画では2019年度募集までとなっています)
実際、説明会に参加して先輩派遣者の話を聞いてきたときも、日本語教育経験のない学生とシニアの割合が高かったように感じました。
選考は簡単なの?
ただ、勘違いしてはいけないのが、応募条件が緩いことは選考が通りやすいことにはならないこと。むしろ逆です。
専門的能力を要する募集であれば応募できる人は限られてきますが、誰でも応募できるとなると、たくさんの人に競り勝たなければいけません。例えあなたが日本語を教える能力に自信があったとしても、現地に住んだ経験のある人、コミュニケーションスキルのとても高い人、立派な考えを持ち果敢に行動をしている人、とてもたくさんの人がライバルになり、彼らと比べられるのです。安易な考えで応募しても合格する見込みは薄いでしょう。
倍率は、5倍を超えているそうです。そこを通過するためには、きちんと対策をして選考であなたの魅力をアピールする必要があります。
選考の内容やスケジュールについて詳しく知りたい方は選考の流れをご覧ください。また、埼玉県、静岡県、福岡県にお住まいの方は県推薦枠がありますのでそちらもご確認ください。
派遣先の国々
派遣国は11か国、東南アジアのタイ、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、ベトナム、フィリピン、カンボジア、ラオス、シンガポール、ブルネイと台湾です。これは根拠はありませんが、経験者と語る会などの雰囲気を見ているとタイや台湾が人気があるようですね。その他、ラオスやシンガポールといった募集枠が数名のところは大体難しそうですね。逆に、第一希望じゃなかったけど派遣されたという方は圧倒的にインドネシア。派遣人数が多いのもあるのでしょう。
派遣先は高校が多いですが、一部大学や中学も含まれています。1校を担当する場合もあれば、1人で4,5校を担当する場合もあるとか。曜日ごとだったり週ごとだったりで行先をローテーションするらしいです。
派遣期間は概ね半年~10か月程度となっています。これは程よい感じですね。1年以内であれば仕事をやめずに参加できる方法もありそうです。
待遇
また、見逃せないのが生活費として月々10万円強の補助金が出ること。住居は提供され、海外旅行保険や往復の航空券も用意していただけます。それ以外にも、赴帰任時にもまとまった額の手当てが支給され、至れり尽くせりといったところです。
10万円は向こうで生活する上で十分以上とのことです。必要な出費は食費と光熱費ぐらいのものなので、国にもよるとは思いますが、毎月小旅行をするぐらいの余裕があるとか。貯金を切り崩さなくても生活できるのは本当にありがたいです。この辺の資金力はさすが国際交流基金というところですね。
それに加え、派遣前に4週間にもわたる研修を用意してくれているこの手厚さ。現地語と日本語教育、日本文化についての講義・実践があるそうです。個人的にはこの研修が最大の魅力の一つです。無償でこんなにじっくりトレーニングを受けられる機会はそうそうないですね。
現地語については流石にこれだけでマスターというわけにはいかないものの、現地についてから実践ができるぐらいにはなれるそうで、向こうで生活しているうちに度胸もついて話せるようになったそうです。
現在の募集状況は?
現在、2019年度の募集情報が公開されました。
日本語パートナーズプログラムの最後の年になります。派遣期間が変更されているところがあります。
過去の募集要項は日本語パートナーズのページから確認できますので、興味を持たれた方は確認してみてくださいね。
日本語パートナーズ 募集要項
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アジアで日本語を教えるお手伝いをする、日本語パートナーズプログラムを紹介しました。アジアの生活や文化、日本語教育に興味をお持ちの方は、ぜひ応募を検討してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません