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アラフォーからの挑戦状。

日本語パートナーズにはどんな人が派遣されているのか

さて、以前ご紹介した日本語パートナーズの派遣事業
このプロジェクトの特徴として、応募条件の間口が広く開放されていることはわかりましたが、実際にはどのような人が派遣者として選ばれているのかが気になるところですよね。
今日は公式の資料などにあたり、年齢、性別、そして日本語教育経験の有無についてを確認していきます。

参考資料

出典資料は以下の3つです。
それぞれ2014年の派遣者100名、タイ1~4期の141名、インドネシア3,4期の76名を対象としております(一部に重複が含まれるかもしれません)。

「日本語パートナーズ」派遣事業の概況(登里)

ブログによる情報提供を通した“日本語パートナーズ” 教務支援 (佐藤)

“日本語パートナーズ” 派遣事業 <日本語教師へのキャリアパスとしての一面> (飯澤)

それでは、実際にどんな人が派遣されているのかを見ていきましょう。

日本語パートナーズはこんな人

年齢

日本語パートナーズとして派遣された方たちの年齢分布はどんな感じなのでしょうか。
まずは資料をもとに作成した下のグラフをご覧ください。

アラフォーの派遣者数は少ない

20代が突出しているのが目立ちますね。
このうち半数以上は大学生とのことです。
若いうちに色々な経験を積むのはとても良いことですね。

それ以上の年代に目を向けてみると、アラフォー世代の派遣者数が寂しいことになっていることに気が付きます。
50~60代の派遣者数と比較してもだいぶ少ないですね。
仕事や家庭で忙しかったりでなかなか大変だとは思いますが、アラフォー世代ももっとたくさん派遣されていたら嬉しいなと感じます。

性別

次に派遣者の性別を見てみましょう。
割合はグラフのようになっています。女性の参加者がだいぶ多いのですね。

女性は男性の3倍ほど多い

日本語教育知識の有無

最後に日本語教育知識の有無を見てみます。
なお、ここでいう日本語教育知識とは、
 (1)大学・大学院の主・副専攻、
 (2)420時間の養成講座
となっています。

3分の2は日本語教育の知識がある

派遣者には日本語教育知識を有している方が多いことがわかりました。
募集要項に「日本語教育の知識・経験は問わない」とありますが、何らかの知識があった方が有利になるようです(それぞれの応募者数が不明ですので確かなことは言えませんが)。
とは言え、日本語教育についての知識がない方も3分の1ほどは派遣されていますので、どんな方でも可能性はちゃんとあると言っても良さそうですね。

ちなみに、選考の倍率は5倍強と狭き門です。可能性はあるとは言え、少しでも有利になるために日本語教育についての知識があるに越したことはありません。

まとめると

日本語パートナーズとしてのこれまでの実績を見ると、アラフォー世代及び男性の派遣が少ないことがわかりました。
応募者の分布については資料がなかったので不明ですが、説明会の様子などを考慮するとそもそもその年代が少ないのかなとも思われます。
そんな方々に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいですね。

そして、日本語教育の知識は必須ではないということです。あなたも、ぜひ、一緒に挑戦してみませんか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。

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