ノビサド2日目(1) 授業開始

2019年7月15日(月)

サマースクール初日はオリエンテーション。案の定、英語の聞き取りに不安の残るスタートだった。かと言って、セルビア語で進められたらそれはそれでもっと困るのだけど。

サマースクール授業開始

今日は月曜日。これから3週間、受講生のレベルごとのクラスが始まる。授業は月～金の5日間だ。

今日は歓迎会があるっていうんで、ちょっとだけ変則の時間割。開始時間が30分早い。

朝ごはん

まずはおなじみのレストラン「クラブソーニャ」で朝ごはんだ。女の子が多めの席に着いてしまった。8人掛けの6人が女の子だ。緊張するね。
シリアルとパンを食べながら雑談をする。と見せかけて、雑談は全然できない。僕の英語力のせいなのか、それともトーク力のせいなのか。サマースクールを終えるころには状況が改善されていることを望む。

コーヒーが無料ということで、食後のコーヒーを注文する女の子たち。しかし、そのコーヒーが全然出てこなかった。5分待ち、10分待ち、やっとコーヒーとご対面。
飲み終わるころには8時20分ごろだったんだけど、あれ、もう授業開始まで10分もなくなってるぞ。校舎までそんな近かったっけ？

クラス分け発表

朝ごはんを食べたら、20分ほど歩いて大学校舎に到着した。初日からご立派に遅刻だ。大したもんだ。

校舎の入り口にクラス分けが張り出されていた。さて、僕はどのクラスだろうか。まさか、一番上のクラスということはないよね？どきどき。

はい、A1クラスでした。

このAとかBとかいうクラス分けはCEFRと呼ばれるヨーロッパの語学力基準に合わせてあって、A1は学習を始めたばかりの初心者ということ。Bだと日常生活ができるぐらい、Cなら問題なく会話ができるレベルです。
　[初心者] A1, A2, B1, B2, C1, C2 [上級者]
ちなみに僕の英語力はB1レベル。

10分ほど遅れてこそこそと教室に入っていく。

にこやかに「Добар дан(ドーバル ダン：こんにちは)」と話しかけてきたのは、おっと、昨日の街歩きのときに通訳をされていた男性ではないか。あなたは先生様であられましたか。

教室内に生徒は12人。他のクラスは全て4人～6人なので、このクラスだけ特別人数が多いようだ。(クラス分けのリストに名前のない生徒が3人います。)

授業開始

挨拶もそこそこに、というか僕が来る前に終わっていたのだろうけど、すぐさま授業が始まった。
僕らのクラスは教科書の一番最初、アルファベットからのスタートだ。

僕、こう見えてキリル文字は強いですよ。これまでロシア語を勉強していましたから。

ロシア語で使われる文字とセルビア語で使われる文字とは、似ているけれども異なる文字も少しある。そういうのが楽しい。元を辿れば同じところからスタートしているはずなのだけども、言葉を体系立てた偉い人たちの考え方の違いを反映しているのだろうな。

歓迎会

そんな感じで、授業の詳細はすっ飛ばすけど、12:45に授業が終わった。今日はこの後公式の歓迎セレモニーがあるのだ。

13時から、大き目の会議室で歓迎会が始まった。ジュースやお菓子が用意されている中で、偉い人たちがしゃべるあれだ。

多分この学部の先生方なのだろうと思うけど、数人が前に出て熱く何かを語っている。身振りを交えながら真っすぐに語っている。しかしセルビア語なので僕には全然わからない。お菓子をほうばりながら聞く。
3週間後にあるであろう最後のセレモニーのときには、少しだけでも理解できるようになっていると良いな。

授業料の振り込み

「授業料は事前に振り込まないでください」という何とも変わった指示を登録時に受けていた。なんでも、振り込んだお金が届かないトラブルが頻発しているのだとか。セルビアの事情ってやつですね。

本日の授業で振込用紙を受け取ったので、さっそくフィリピン人マルコと金髪Tくんと一緒に郵便局に振り込みに行く。

学校から受け取った振込用紙には88,300ディナールと書いてあったので、窓口で90,000ディナールと共に渡したのだけど、メモ用紙に謎の数字83,093と書かれて、お釣りを817ディナール受け取りました。この数字のトリックがさっぱり呑み込めない。いったい何が何を表す数字なのか。

まぁ、学校側から特に何も言われていないので、無事に振り込めたということでしょう。
支払ったのが89,183ディナールだとしたら、約92,000円。内訳は、3週間の授業料、寮費、食費(朝食、昼食)と遠足代となっております。

振り込みを終えたらクラブソーニャの昼食へ。さっき歓迎会でスナック食べたばかりなのにねと話しながら向かいます。

授業の初日はこんなところ。夕方にはノートパソコンを買いに出かけました。

アラフォーマン

歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの：公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと：料理、おしゃれ、あと泳げません