ノビサド6日目 朝のニュースに登場です
2019年7月19日(金)
昨日はイタリア人のミケーレ達と初めて一緒にカフェに行った。国際交流会にデビューといったところ。戦績は、うーん。今後に期待だ。
メディアに紹介されたアクセントロジー補講
クラブソーニャで朝食を食べているとき、MeganeのMちゃんが言った。
「アクセントロジーのニュース観ました?」
なんのこと?と聞き返すと、先日の補講の様子がニュースで紹介されているとのこと。そういえば火曜のアクセントロジーのとき、マイクとビデオカメラを抱えた人たちが教室にやってきてたな。
さっそくリンクを教えてもらい動画を見た。
「RTV」というメディアらしい。Rはラジオ、TはテレビでVはヴォイヴォディナ。舌を噛みそうなこの名前はノビサドのある地域名だ。つまり、北海道のテレビ局みたいなイメージかな。
動画左下に8時台の時間表示があるので、朝の情報番組みたいなもので紹介してくれたのだろう。
ニュース記事はこちら。全文セルビア語。
タイトルは「哲学部でのセルビア語サマースクール」って意味。
動画はYouTubeにも上がってました。
最後の方で、他の子たちが笑う中、僕だけ真顔のままのシーンがある。教授のデヤンが何か面白いことを言ったのだけど、まったく理解できなかったのだろう。悲しい。表情を崩さないどころか、ピクリとも反応できないあたりに僕の苦闘ぶりがうかがえる。
授業中じゃなきゃ、きっともっと笑ってると思うんだけどな。
セルビアオフ会
授業が終わった後、セルビア人のドラガナと街中でお茶をした。ネットの語学交換相手を募集するようなところで知り合った人だ。
体格は小さいんだけど、とてもパワフルな人だった。とにかくしゃべり、こちらをしゃべらせ、褒めて喜び笑いだす。
サマースクールをやっているノビサド大学哲学部を卒業していて、今は外人にセルビア語を教えているんだって。あぁ、確かに先生に向いているだろうな。
そしてなんと、現在進行形で教えている生徒の一人がサマースクールに在籍しているフィンランド人のパヌだ。もう2年もセルビア語学習を一緒に続けているらしい。すごいことだな。
サマースクールの3分の1が経過
1週間の授業が終わった。
名前や出身地など簡単な自己紹介はできるようになり、少し動詞も覚えて、名詞の格の勉強にも入った。格というのは日本語で言えば助詞にあたる文法要素で、スラブ系の言語ではとにかくこれが複雑で難しいと悪名高い。
ただ、セルビア語の格もロシア語の格も、変化の形は異なれど基本概念は一緒。ロシア語で散々苦戦した僕にとっては、今度はそれほど脅威でもない。
それより問題は授業の英語だ。英語の聞き取りにへとへとだ。
先生から質問をされるとき、問われているセルビア語の内容は簡単なのに、質問の英語が聞き取れないから答えられないことがあった。あったというか、ほぼ毎回だ。今のところ、僕にとって、セルビア語の授業というより英語の授業といった感じだ。まぁそれも悪くない。頑張ろう。
明日は1日かけてバス遠足。ついこの前も要塞へ遠足に行ったばかりだよ。またどこかへ連れて行ってくれるんだね。
サマースクールは本当にアクティビティが充実している。この人たちは僕らを休ませる気がないな。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません