「何も売らないよ、帰ってちょうだい!」
こんにちは、アラフォーマンです。
ジョージア一人旅ちょっと傷付く編。
田舎の小さな商店
昨日まで3日ほどジョージアのクタイシから30㎞ぐらい離れたところの宿に泊まっていました。クタイシは人口20万人弱のジョージア第3の都市です。
宿があったのは大きな街同士を結ぶ道路沿いで、イメージとしては国道2号線(大阪 – 福岡)に近いです。でも、道路自体は片側1車線ずつとあまり大きくありません。そして、車は通るのだけど、周りにはほとんどお店がありません。
宿から最寄りの商店まで歩いて10分ちょっと。飲み物とスナック菓子と最低限の日用品だけを扱っているような小さなお店です。新鮮な野菜や牛乳はありません。カウンターにはおばあちゃんが座っています。まさに田舎の商店そのものです。
そのお店で買い物をしようとしたらトラブルがありました。キッと僕をにらみつけるおばあちゃん。
おばあちゃん「Откуда вы!?」(どこから来たんだい?)
僕「日本からです。こんにちは」
おばあちゃん「あんたには何も売らないよ!帰ってちょうだい!」
なんと入店拒否です。びっくりです。
でも、理由はわかります。おばあちゃん、コロナに怯えているのでしょうね。多分こんなところに外国人客なんて全く来ないでしょうし。
残念な気持ちになったけど文句は言えません。
仕方なしに諦めて、500m先にあった別のお店に向かいました。こちらは物珍しい目で僕を見ながらもちゃんと買い物させてくれました。すごくほっとします。ありがとう。
バトゥミへ行こう
そんなことがあったもので、「今はあまり田舎はダメだ、もっと大きな街へ行こう」と思いました。
そもそもここでは手に入る食材が乏しくて、ポテトチップスやウェハースを食べて飢えをしのぐ生活でした。どのみち移動はしていたでしょうね。
次の目的地はバトゥミに決めました。黒海沿岸に位置する港湾都市で、リゾート地としても有名です。20㎞南下すればトルコ国境にたどり着きます。
マルシュルートカ(10人乗りぐらいのマイクロバス)を捕まえて、南西へと2時間。海の見えるバトゥミの街にたどり着きました。
青い空が映えますね。
そして、空が青ければ海も青い。青いんですよ。何でこの海を黒海と言うのでしょうか。
バトゥミに来てはみたものの、やっぱり街は謹慎中です。さすがのリゾート地もコロナには勝てない。
それでも、外国人に慣れているこの街は安心です。
しばらくここでのんびりしましょう。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません