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アラフォーからの挑戦状。

カモテスには12ヶ所の観光スポットがあります

セブ旅行4日目。昨日は少しディープなカモテスを堪能したので今日はソフトにいこうと思っている4日目。それではいってみましょう。

ポロをただ歩く4日目

今日も大音量のカラオケで目覚めます。うん、ちょうど朝6時です。隣人は今日も元気で結構ですね。

フェリーの予約

色々省略しますが、ポロ島のフェリーターミナルに来ました。現在午前10時。だけど、セブ行きのフェリーは午前8時と午後5時の1日2便だけなんですって。次の便は午後5時。少し時間ができてしまいました。

島の子どもと

7時間もぼーっとしているのも大変なので、その辺を歩いてみることにしました。道路は海沿いに位置していて良い眺めです。

ちょっと歩いていると、小学校らしき建物からたくさん子どもが出てきました。ちょうど授業の終わる時間だったようです。

小学校
どこの小学校でも「I LOVE」ってのがありました

道路の反対側の歩道を歩く3人組の男の子がちらちらとこちらを見ています。日本人は現地の人と見た目が違いますので外人だとすぐわかります。この辺は全く観光地ではないので外国人は少し珍しいのでしょうね。

気にせずに歩いていると、男の子たちが口々に色々な言葉を発しはじめました。何を言っているのかはさっぱりわかりません。ふと、「ありがと」と聞こえた気がしました。その子たちを振り向くと、いたずら気に笑ってもう一度「ありがと!」と繰り返しました。

ありがとう、僕に話しかけてくれていたのですね。嬉しくなって彼らのもとへ近付きました。僕が「マアヨンオトー(こんにちは)」と挨拶すると、彼らも「マアヨンオトー」と返してくれます。おお、通じました。

しかし順調だったのもここまで。その後、やんちゃそうな男の子が何か色々聞いてくれましたが、残念ながら何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。2分ほど一緒に歩いたのですが、結局理解できた言葉はありません。彼らの家の前でさよならしました。

やっぱり現地の言葉は必要です。せっかくのチャンスを、みすみす一つふいにしてしまいました。なんともったいない。これはいよいよセブアノ語に挑戦すべきですね。

トビハゼを待つ

マングローブ?というのでしょうか、根っこが空中で枝分かれしている木が生えています。近くで見てみようかなと歩いていくと、足下をピョピョピョピョンと何かが跳ねていきました。トビハゼです。

ピョピョピョピョン、ピョピョピョピョン、ピョピョピョピョンピョンピョン。

そこにはたくさんのトビハゼがいました。しかしどれも逃げ足が早いのです。なかなか近くで観察できません。

近寄ると逃げられるなら、逆に待ってみましょう。そう思い、僕はトビハゼの好みそうな石の近くに腰をかけました。ただ待つ男の完成です。

静かにたたずむこと5分、なかなかトビハゼはやってきません。少し先の石の上で休んでいるのはいるのですが、もう一歩ここまで来てはくれないものでしょうか。

石の上にも10分、腰を落ち着けた石は温まりましたがトビハゼは一向にやってくる気配がありません。まったく、あいつらときたらシャイなんですね。積極的にアプローチしてきてほしいものです。

待つこと15分···20分···。そしてついに!僕はトビハゼを諦めてその場を後にしました。待つだけじゃダメですか。想いは実を結びませんか。深い教訓を得られました。

トビハゼ
トビハゼ もう少し近くに寄りたかった

ポロを観光する4日目

島でただ一つの道路をただただ東へ歩いていきます。時計も13時を回り、そろそろ戻るのも手かなと思い始めたころ、スクーターのあんちゃんから声をかけられました。「どこへ行くんだい?」と。

僕「行き先はないんだけど、時間があるのでただ歩いているんだ」

あんちゃん「カモテスの観光地はどこに行ったんだい?」

僕「どこにも。ただ歩いていただけなんだ」

あんちゃんとてもびっくりした様子で、お前は一体何をしにカモテスに来たのかと訝しげです。確かに、僕の回答を見返すとまるで哲学者のようにも思われる行動です。

あんちゃん「よし、良かったらスクーターの後ろに乗りなよ。有名な洞窟に連れてってやるよ」

僕「オーケイ、サンキュー!」

Bukilat cave

そうして僕らは洞窟に向かいました。途中、あんちゃんにカモテスの観光スポットのことを教えてもらいました。カモテスには12か所のスポットがあって、バイクで回れば2日で回れる。けれど、徒歩じゃ1日に1か所しかいけない。バイクをレンタルするか、タクシーをチャーターするべきだ、と。

おっしゃる通りです。もっと計画的に行動するべきです。

でも、観光スポットなんて行けなくても悔しくはないのです。自分でバイクを借りていたら、きっとこの出会いもなかったでしょうから。これはこれで良いのです。

そうしてたどり着いた洞窟は、思っていたよりちゃちだったけど、思っていたより素敵なところでした。洞窟内には水がたまっていて、地元の子どもたちが泳ぎながら遊んでいます。天井に天然の天窓が開いていて、天気の良い日は射し込む光が天使の訪れのようにも感じられます。

ありがとう、連れていってくれて。なかなかに素敵なところでした。良い思い出です。

洞窟の天窓
天窓から光が差し込みます

走りながらのセブアノ語講座

「フェリーの時間はいつだい?」と、スクーターを走らせながらあんちゃんが聞いてきました。

フェリーの出発時刻は17時です。既にチケットは買っているので時間までに到着していれば大丈夫です。

あんちゃん「まだ2時間以上あるな。それなら、島が見渡せるスポットに行ってみるか」

なんと心踊るお誘いでしょう。断る理由はありません。ぜひぜひ行ってみたいです。お願いします。

道すがら、あんちゃんは目につく物の名前を手当たり次第にセブアノ語で教えてくれました。(以下、その場で聞いた記憶を頼りに雰囲気で書いています。正確性はありません)

木: kahoy 家: bahay 牛: bakau ヤギ: candik 犬: ero 猫: elin ニワトリ: mano 水: tubig 市: banguray 幼児: bata あなたはかわいいね: Maganda kayo.

動物の名前をしっかり覚えたのはそれだけそこいら中にいたからです。他にも海とか空とかこれをくださいとかあなたが好きですとか色々教えてくれたのですが、残念ながらそちらはちょっと覚えきれませんでした。まぁ、ちょっとずつ進みましょう。

AMAZING VIEW QUARRY

そして見晴らしの山の上に到着です。

わあ、本当に島が一望できます。落ち着いた、雰囲気の良い場所で、セブの人にも人気のウェディングスポットなのだそうです。確かに、こんなところでセレモニーを行ったら素敵でしょうね。

山からの眺望
パシハン島が一望できます

面しているのは西側、パシハン島の方角です。今朝まで泊まっていたサンフランシスコの街並みやダナオ湖、トゥラン島がしっかりと見えます。昨日歩いたサンフランシスコからポロまでの道もあります。

あんちゃんのお気に入りのスポットはトゥラン島だそうです。とても小さな島ですが、ダイビングをしたり泳いだり、たくさんの魚たちとくつろげるそうです。

こうやって見下ろすと旅の思い出がよみがえりますね。ダナオ湖には行っていないし、サンチャゴビーチも行っていません。ブホロックもティムボケイブもマンドゴロンパラダイスリゾートも行きませんでした。僕のレポートはウェディングドレスよりも真っ白です。

彼が色々と連れていってくれていなかったら、「カモテス諸島ってどんなところ?」と聞かれたときに、「トビハゼがたくさんピョピョピョピョン」としか答えられないところでした。危ない危ない。そんな紹介をされても、カモテス諸島も地味な風評被害で困っちゃいます。

ちなみにこの見晴らし台は観光用に管理されているスポットのようで、どこから来たかなどを書く記名帳がありました。係の人は年輩の女性だったのですが、Maganda kayo.と言ったらとても照れながら喜んでくれました。さっそく使えるセブアノ語ですね。

AMAZING VIEW
VIEWよりもAMAZINGな奴らが出迎えてくれます

結婚はしていません

島内を案内してもらってるうちにちょっとずつあんちゃんとの距離も縮まってきて、帰りの道すがら、少し突っ込んだ話もしました。

あんちゃん「何で1人で旅行しているんだ?」

僕「一緒に行ける友達がいないからかな。みんな結婚しちゃったから」

あんちゃん「アラフォーマンは結婚してないのか?」

僕「してないよ。そっちは?」

あんちゃん「結婚はしていないんだ」

ここで芽生える仲間意識ってやつですね。といっても、彼は20代半ばでまだまだこれからなんですけども。

あんちゃん「ただ、彼女はいるよ」

なるほど、それは結構なことです。

あんちゃん「そして、彼女との間に娘が2人」

ん、それはどういう状況でしょうか。

あんちゃん「彼女は21歳」

んー、よくわかりませんが、芽生えかけた仲間意識が実を結ぶことはなさそうです。まぁそれは良いでしょう。どうぞ楽しくやってください。てやんでぇ。

案内してくれたお礼に一緒にご飯を食べて、フェリーの時間が近付いてきました。別れを惜しみながらさよならです。

少し長くなったので、夜の部はまた次の記事で書きます。

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