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アラフォーからの挑戦状。

[海外ボランティア] EPA 日本語講師について

国際文化交流事業を推進する国際交流基金では、日本で看護師や介護福祉士として働くことを考えているインドネシアとフィリピンの若者に対し、 EPA 協定に基づき現地で日本語研修を実施しています。
今日はその研修の講師募集について紹介したいと思います。

EPA 日本語講師とは

EPA日本語講師とは、国際交流基金が行っている日本語教育事業の講師のことです。

こちらのサイトで写真をふんだんに使って紹介しています。雰囲気が掴みやすいと思います。
EPA(経済連携協定)日本語予備教育事業 ─ 講師インタビュー ─

近年日本は、EPAと呼ばれる貿易協定に基づき、東南アジアの国々と結びつきを強めようと日本語教育事業に力を入れています。EPAについてはここでは説明を省きますが、より詳しく知りたい方は外務省のサイトなどをご確認ください。
外務省

派遣国、派遣期間

派遣先はインドネシアとフィリピンの2か国です。
期間はどちらも約7か月となっています。

2019年度の派遣時期は下記の通りです。

・インドネシア
 2019年11月〜2020年6月(約7か月)

・フィリピン
 2019年10月〜2020年5月(約7か月)

どんなことを教えるの?

インドネシア及びフィリピンで現地の若者に日本語を教えます。おおよそ初球から中級程度の日本語レベルになります。
授業は他の日本人講師や現地人講師とチームを組みながら行います。日本語授業の他に、日本での生活を前提とした社会・文化の紹介などもあります。

生徒は?

生徒は日本で看護師・介護福祉士になることを目指して日本語を勉強している若者です。本研修を受講した後、日本での日本語研修を経て、看護師・介護福祉士の資格に挑戦することになります。

応募条件

公式ページには、「比較的日本語教授経験の少ない方でもチャレンジできる短期のプログラム」とあります。
国際交流基金 EPA日本語講師募集について

応募条件は下記のとおり。一番気になる年齢は「65歳未満」。アラフォーラインはクリアです!

年齢      65歳未満
学歴      4大卒以上
日本語教育学習歴
  (a)大学で日本語教育を主専攻/副専攻として修了した者
  (b)日本語教育能力検定試験に合格した者
  (c)日本語教師養成講座420時間を修了した者
日本語教授経験 日本語教育経験については不問ながら、ティーチングアシスタントやチューターも含め経験があることが望ましい

看護・介護に関する専門知識や現地語・英語の能力は問わないとなっています。

確かに厳しい条件ではないものの、同じ国際交流基金が行っている日本語パートナーズ事業の様に誰でも応募できるというものではないですね。日本語パートナーズについて知りたい方はこちらの記事「日本語パートナーズとは」をご覧ください。

僕も応募したかったのですが、日本語教育学習歴a, b, cのいずれも保持していないため、今回は応募を諦めました。なお、養成講座は、応募時点で受講中でも派遣前に修了見込みがあれば応募が認められています。

選考

選考は2段階で行われます。第1次選考が書類選考、第2次選考が面接・模擬授業・グループワークとなります。

また、1つの派遣に対し、2回に分けて募集をかけているようです。例えば、2019年秋からの派遣についての選考は2019年の1月と3月に行われています。前記の合格者は追加の研修を受けられるチャンスがありますが、それ以外は同じ条件の様です。

応募書類

応募に必要な書類は5種類です。

  • 応募用紙
  • 推薦状
  • 職務経歴書
  • 学歴証明書
  • 応募資格(日本語教育学習歴a, b, c)の証明書

募集人数

2か国計56名
(インドネシア32名、フィリピン24名)

待遇

やはり国際交流基金の案件は待遇が手厚いですね。

研修

2種類の研修プログラムが用意されています。派遣前研修は全員が受講しますが、教授法強化プログラムは日本語教育経験の多くない内定者を対象としています。

  • 「教授法強化プログラム」(5月、10日間)
  • 「派遣前研修」(9月、10日間)

報酬

このプログラムでは、生活費相当の報酬が発生します。月当たり約14万円支給されます(源泉徴収前)。

その他、何に充てるお金かわからないのですが、赴帰任旅費という名目で約60万円の支給があるようです。航空券や教材は現物支給されるので、日本に帰った後で住居を探すためなどですかね?

住居

住居は基金より提供されます。自分で選ぶことは出来ないようです。
光熱費、通信費などは自己負担となります。

まとめ

いかがだったでしょうか。インドネシア、フィリピンで日本語を教える「EPA(経済連携協定)日本語予備教育事業」について紹介しました。
日本語教育能力をお持ちの方は、ぜひ挑戦してみてください。僕も、再来年度は資格を取ってこれへの挑戦も視野に入れていきたいと思っています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。

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