ノビサド0日目 学生寮到着
2019年7月13日(土)
セルビアのノビサドで一夜を明かし、今日はノビサド大学の寮に入居する日。いよいよサマースクール生活が始まる。
ノビサド中心街
寮はいずこに
学生寮の位置をチェックすると、大学とは少し離れたところにある。僕の泊まった Flow Hostel からは歩いて2,30分ぐらい。
大学から受け取っていた初日の案内には何時に来いとも書いていなかったので、お昼ごろにでも行くことにしよう。その前に少しノビサドの街を歩いてみる。
ぶらぶら街歩き
街は、昨日のベオグラードに比べると格段に綺麗。ビシュケクやブルガリアに比べると道の荒れ具合なども目に付くけど、まぁこんなもんでしょう。悪くない。
中心街はいわゆるヨーロッパ風の街並みで、石畳の通りの両脇にオープンカフェが並んでいる。いつか僕もこんなところでコーヒーを飲むようになるのでしょうか。まったく似合いませんね。
ノビサドはそれほど大きい街ではないので、中心街も広いエリアではない。目に付いた教会をのぞいたり、公園をぶらっとしてみて、あっという間に一通り回った感がある。かっこよい劇場なんかもあるので、機会があればそのうち訪れてみたいところだ。
ノビサドの一番の観光名所はドナウ川の対岸にそびえるペトロバラディン砦 。ここは興味があるけど、今日のところは行かなかった。サマースクールで小旅行があって、それに組み込まれているかなと予想しているからだ。どうせ行くなら、一人よりみんなと一緒が良い。
SIMカード購入
セルビアには3週間滞在するのでSIMカードを購入した。
Telenorという会社のSIMにしたのだが、Telenor店舗(ドコモショップみたいなもの)に行ったら、「ここでは売っていない」とのこと。セルビアのプリペイドSIMは街中の売店で購入するらしい。無事にコーナーキオスクという小さな商店でゲット。
15日間有効で500ディナール(約500円)。データ通信は5GB。
滞在期間にはちょっと足りないので、延長するか、新しいSIMを購入することにしよう。
ノビサド大学寮へ
ノビサド中心街から大学寮まで歩いて行った。30分もかからない。道は思っていたより綺麗だ。
大きな公園を抜けると大学寮らしき建物が見えた。グーグルマップで確認する。ビンゴ。この建物だ。今日からお世話になります。
どうやって入るのでしょう
寮の入口から入ろうとしたが、ドアが開かない。ドア横に何やら黒っぽい小さな電子機器があって、黄色いランプが点灯している。カードキー式だろうか。ハイテクだ。
脇のインターホンを押してみたが反応がない。誰もいないのだろうか。困ったな。
通りに出て、学生らしき女の子に尋ねようとしたところ、「I can’t speak English.」と言われた。どうみても欧米人さんなのに英語が喋れないのね。人は見た目でわからないものです。
さて、困った。ドアの入り口脇で待つことにしようか。寮だし、誰か通るだろう。
果たして、3分ほど待ったら学生らしき男の子が自転車に乗って帰ってきた。事情を説明してドアを開けてくれるように頼む。
が、この男の子、「入り口はそこだよ」と指をさしながらにこやかに言うだけで全然開けてくれないではないか。「寮の中に入りたいんです。開けてくれませんか」とお願いしても、ちょっと困惑した様子。なんでだ。言葉は通じていそうなのに。
しつこくお願いすると、何かを諦めたように「OK, OK.」と言いながら10mぐらいの距離にある入り口を開けにきてくれた。
ドアは開いた。カードも鍵も使わずに。ただノブをひねるだけで。
開かないと思ったドアは、ほんのちょっと建付けが悪かっただけだったようだ。それを「開けて開けて。お願いします。僕今日から寮に入るの。日本人です。困ってます」ってたどたどしい英語で言われたら、そりゃ困惑もするわ。
いざ入寮
入口すぐの管理人室で兄ちゃんに挨拶して、パスポートをコピーして、部屋の鍵を受け取って、それで入寮手続きはおしまい。あっさりしてますね。
明日の予定とか教えてほしかったけど、きっとこの兄ちゃんはただの寮の管理人でサマースクールのことは全然存じないのだろう。余計なことを聞くのはやめた。
部屋に到着。事前の話通り、2人部屋だ。相方はどんな人だろう。どこの国の人で、何歳ぐらいで、何が好きな人だろう。
話が合うと良いな。その前に、ちゃんと意思の疎通ができるかどうかの語学力も不安だけど。
結局、この日は同居人は現れなかった。明日到着するのかな。まぁのんびり待ちましょう。
明日はテスト
明日の日曜日はまだセルビア語の授業はやらないが、テストがある。クラス分けのための実力測定だ。9時に寮に迎えが来るらしい。
今まで勉強したこともないし、一番下のクラスになることは間違いないだろう。気楽にいきましょう。おやすみなさい。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません