エストニア語、初めの日
エストニアに到着して4日目、今日からタリン大学でのエストニア語ウィンタースクールが始まる。
ウィンタースクール受付
大学の場所は週末のうちに確認しておいたから問題ない。朝8時過ぎにゲストハウスを出る。外はまだ真っ暗だ。
旧市街の中のゲストハウスから、少し街外れのタリン大学へ。
大学の受付で名前を確認したら、「君は初心者クラスだね、教室はそこだよ」と案内された。クラス分けテストとかはないのか。自己申告のレベルで振り分けられるんだね。自分の名前を書く欄すらわからなかったセルビアが懐かしい。
最初の授業
10時から早速授業が始まった。1日2コマ、10:00-11:30と12:00-13:30。昼休みがちょっと短い。
先生はミーナというエストニア人女性。僕ら初心者クラスは全部で16名だそうだ。今日はまだ2人来ていない。
まずはアルファベットの紹介をして、簡単なセンテンスを習っていく。間に挟まれる先生の小話が面白いようだ。みんな笑っている。僕は英語がそこまでわからない。いつか一緒に笑えるようになりたい。
僕の好きなもの
「僕は○○が好きです。」というのは、エストニア語で
”Mina armastan ○○”
と言うそうだ。みんな何が好きかを言っていく。コーヒーだったり車だったり。
僕の番が回ってきた。好きなもの、いくつかあるけどね、エストニア語で何というかはわからない。何が良いかな。
アルファベットのページに並んでいた絵を眺める。よし、これだ。僕の好きなものがあるじゃないか。
「Mina armastan elevant.」(僕はゾウが好きです。)
先生は少し虚を突かれた感じで、歯切れ悪く “hmm, acceptable.”(うーん、まぁ許容できるかな、)と答えた。
あれ、少しおかしかったかな。別にアラフォーの男性がゾウを好んだって良いと思うのだけど。
そんなこんなで初日の授業が終わった。
ウェルカムパーティ
夕方には全ウィンタースクール受講生を対象としたウェルカムパーティが開かれた。
最初に主催者の挨拶が終わったら、あとは軽食とドリンクがあるので自由に話してねというかたち。
苦手だよ、この雰囲気。もう既に周りはグループが出来上がっているようだ。多分寮が同じとかで知り合いなのだろう。
初心者グループの2,3人と少し話していたけど、これ以上残っても特にイベントもなさそうだし、今日はもういいかな。30分ぐらいで早々と退散した。
こんな感じで3週間で友達できるのかな。自信ないな。
とりあえず、エストニア語の授業だけでも頑張ろうか。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません