クタイシに決めた。決まらなかった。
こんにちは、アラフォーマンです。
新しい場所での話の前にちょっとだけ、引っ越し先を決めるまでを振り返ってみます。
クタイシに行くか、バトゥミに残るか
バトゥミで今まで泊まっていた宿が値上げを検討しているということで、この機会に引っ越すことにしました。まだ国境は閉じているのでジョージア内での移動です。
行き先はクタイシという大きな街の外れに決めました。いつもの通りBooking.comで見つけた安宿で、値段もさることながら施設が綺麗で評価も高いところです。
そこへ、友人から「バトゥミに残りなよ。新しく作る集会所に住んで良いよ」と提案がありました。
新集会所はまだ手入れのされていないボロ物件で、それが逆に僕の心をくすぐります。なんだか惹かれてしまうんですよね。(オンボロ New Church)
さて、クタイシかバトゥミか、どちらを選びましょうか……!
集会所は綺麗になった
初見ではオンボロだったバトゥミの集会所は、数日経って見違えるほど綺麗になっていました。住むのに何の問題もなさそうです。少し手を入れるだけでこんなにも変わるものなのですね。
そうそう、壁の装飾などから何となく想像がついている方もいらっしゃるかと思いますが、この集会所は元幼稚園でした。
幼稚園と聞くと、どうしてもカルーホイスコーレ時代のことを思い出してしまいます。彼らは今も元気でしょうか。きっと、まぁ間違いなく、元気すぎるほど元気にやっているでしょうね。(あなたはここから入っちゃダメ)
クタイシ、君に決めた
バトゥミの集会所にもだいぶ気持ちが傾いたのですが、それでもやっぱり僕の想いはすでにクタイシにありました。
「新しい環境を始める」と一度考え始めると僕はもう留まれないんです。バトゥミの集会所も魅力的ですが、これまでと違う街で全然違う生活を始めたくなってしまっていたんです。
だから、クタイシ。新天地。そこに何が待っていようとも。
「営業していません」
さて、目的地はクタイシに決め、移動まで残すところ5日となりました。今日は日曜日。引っ越しは金曜日。
すでに予約はBooking.comを通じて取っているのですが、このコロナのご時世、念のため宿に営業確認のメールをします。バトゥミの宿を引き払い、クタイシに着いてから宿が閉まってましたじゃ泣くに泣けないですからね。
ところが、なかなか返事が返ってきません。少し嫌な感じです。
1日待ち、2日目が経って火曜日、ようやく返信が届きました。
「ここは営業していませんが、別の宿泊場所を提供できます。値段は高いです」
おい、それってどういうことだよ。
予約は2週間以上前からしてあります。いつから宿を閉じたのかは知りませんが、営業していないのならそう連絡する時間はいくらでもあったはずです。まして、今もなお低料金のプランをBooking.comに載せ続けているのを見ると、わざとやっているのかなんて勘ぐってしまいます。
なんと、クタイシ。新天地。そこには何も待っていませんでした。
まぁこういうところにはこれ以上関わっても時間の無駄です。3日後には現ホステルを出ないといけないんです。急いで次のプランを練りましょう。
引き続き泊まっても構わないんだぜ
ところで、今泊まっているホステルの主人にこの話をすると、「8月もそれ以降も、アラフォーマンが望むだけ低料金で泊まって良いんだぜ」と言われました。あら、1か月前と言っていることが違うのね。
何でも、僕が優良ゲスト(※)だったので、気が変わったそうです。8月になっても観光業界を襲うコロナ状況はあまり良くはならなさそうですし。
※…手のかからないゲストのこと。おそらくほとんどの日本人がそうでしょう。
二者択一?そんなこと誰が決めた
クタイシに行くか、バトゥミに残るか?
クタイシの線は消えて、バトゥミなら今まで通りでも暮らせるけど、なんだかなーという気分になってしまいました。第一希望がうやむやにされて第二希望というのは、どうにもすっきりしないものです。
まぁ元々からして二者択一なんて自分で勝手に決めた話。それなら、別の選択肢も勝手に探せば良いですよね。
どうやら今は新しい場所で暮らしてみたい気分のようなのです。
ジョージア全域から価格の安い宿をいくつか選んで、3,4軒に「今営業していますか?」と連絡しました。
1軒から「やってますよ」と返事が届いたので、よし、ここに決めました。
場所はジョージアの北の方。わかっているのはそれだけです。
ま、とりあえず行ってみましょう。きっと何とでもなるでしょう。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません