オンボロ New Church

こんにちは、アラフォーマンです。
8月の住処をどこにするか、2つの選択肢で悩み中です。

引っ越さなきゃ。条件は刻一刻と変わる

僕は今ジョージアのバトゥミという街にいます。3月からここに、4か月ちょっと住んでいます。かなり愛着もあります。

バトゥミの観光シーズン

バトゥミはリゾート地です。バトゥミの街の紹介はバトゥミってどんな街？ | 綺麗な海と公園とをご覧ください。
現在はコロナ対策で国境を閉じていて地元の人しかいませんが、8月に国境を再オープンすればたくさんの観光客が見込めるはずでした。

そこで僕のお世話になっている宿も、3月からずっとサービス価格で泊めてくれていたのですが、8月からついに値上げをすることにしました。

めでたいね。客が来て、仕事ができるようになるのは嬉しいことです。
けれど僕は引っ越さなきゃね。そんなにお金もないもので。

(ちなみに残念なことに、7月22日付の政府発表によると、ジョージアは3か所の例外を除いて8月中の国境オープンを延期することになりました。一体再オープンはいつになることやら。
Int’l flights will not resume until August 31 in Georgia
Paris, Riga, Munich are exceptions | AGENDA.GE)

クタイシの安宿を予約

そこで新たな宿を探したところ、クタイシという街から少し離れたところに素敵な安宿を見つけました。
名前は Happy republic inn。サイトを見る限りめちゃくちゃ安くてすごく綺麗です。何より評価が10点満点で9.8点と、とてつもなく高いのです。

ようし、君に決めた！
早速1か月分の予約を取りました。

友人からの提案。バトゥミに残る？

そんな折、バトゥミにクリスチャン仲間の集会所(church)を新しく作っているという友人から連絡がきました。なんでも、新しく集会所となる建物の空いている部屋に住んで良いよとのこと。そこらの経緯は部屋を貸してあげるをご覧ください。

これはまた面白そうなお話です。ありがたいことですね。

バトゥミの寝床か、クタイシの安宿か

さて、選択肢をもらったからにはどちらかを選ばないといけません。バトゥミの寝床か、クタイシの安宿か。

クタイシに惹かれている

友人からの嬉しい提案があったものの、正直、気持ちはクタイシにだいぶ傾いていました。

だって、綺麗だし安いし、おそらく最高のホステルです。宿泊費は月240ラリ(約8,300円)。
唯一立地が街から離れた不便なところのようですが、僕にとってはそれもデメリットではありません。むしろ魅力に感じます。

それから、新しい環境というのも外せないポイントです。

バトゥミはアジャラ自治共和国内の都市で、ジョージア国内において少し独特の文化を持っているそうです。バトゥミとクタイシでは人も生活も結構違うと言います。
それじゃあ、クタイシの方が典型的なジョージア文化なのでしょうか？気になりますよね。気になるなら行ってみなきゃ。

そう。ほとんどクタイシに決めかけていたんです。

新しい集会場を下見に行きました

昨夜、友人が貸してくれると言うバトゥミの物件を見に行きました。「まだ全然準備が整ってなくて申し訳ないんだけどね」と彼は言います。
はは、僕らの間にそんな建前は不要です。早速見せていただきましょう。

想像の3倍ボロい

震えた。

建物全体から漂うしばらく手入れがされていなかった感。よどんだ空気。音を吸い込みそうなしっとりした壁。
確か「Our “new” church(私たちの新しい集会所)」と聞いていたんですけど。

行く前から「結構汚かったりして」なんて覚悟はしていましたが、実際見てみると想像を軽く超えてくるボロい物件でした。Happy republic inn との落差が激しいです。まぁ街のど真ん中で月1万円ちょっとで住まわせてくれるというのだから、よく考えれば妥当なところなのかもしれません。

……。
ちょっと汚いですよね。うん。

……。
あまり住みやすそうではないですよね。はい。

まだ、お湯が出る保証もないようなところです。長期で住むならともかく、たった1か月ならようやく生活環境を整えたあたりでさようならじゃないですか。あまりにもメリットがありません。

……なのに何でしょう、この名状し難い感情は。心のどこかでこの物件に惹かれているのでしょうか。なんだかワクワクというか、ムズムズするんですね……。

決断の時はすぐ

さあて、そんなにゆっくり悩んでいる暇もありません。明日26日(日)までにはどちらに住むかを決めて連絡する必要があります。

客観的に考えると即断できるのだけど、僕の気持ちはずいぶんと揺れ動いています。現状6対4でクタイシが優勢といったところでしょうか。本当に決めがたいです。

間違いなく快適な環境と、素敵な管理人たち。新しい土地。もしかしたら新しい出会い。

ほとんど劣悪な環境の、教会と呼ばれる場所。よくわからない期待感。今までつながってきた友だち。

二者択一です。あなたならどうします？

アラフォーマン

歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2022年1月現在、ボスニア・ヘルツェゴビナに滞在中。
好きなもの：公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと：料理、おしゃれ、あと泳げません