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アラフォーからの挑戦状。

リトアニアには戻れない

こんにちは、アラフォーマンです。全世界をあげてコロナウィルス対策に全力で取り組む昨今、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

そう言えば日本はゴールデンウィークでしたね。お花見は自粛したと聞いたけれど、やっぱりゴールデンウィークも自粛だったのでしょうか?
こんな状況じゃ旅行は楽しめないし、孫の顔を見せに祖父母のもとへ行くのもためらわれますよね。

今、日本の状況はだいぶ落ち着いてきたと聞きました。この調子で、早いところ日常に戻ってくれることを願っています。

ビリニュス大学リトアニア語コース

さて、僕が2月から受講していたビリニュス大学のリトアニア語コースは5月29日で終わりを迎えます。

残念ながらリトアニアも3月13日に公共施設をシャットダウンとなってしまいましたが、このリトアニア語コース、個人的にすごく好きでした。
4か月間毎日学校に通ってリトアニア語を身に付ける。本当にそれだけの場所ですけど。

セルビア語のサマースクールは言ってみればバケーションみたいなものです。3週間という短期間に、色んな所からやってきた人たちとできるだけの濃い経験を重ねようと異国の地を全力で走る。そんな雰囲気の世界でした。

長期コースはそれとは少し違うと言うか、ゆっくりと歩くんです。
みんなでどこかに観光に行ったりしないし、夢や人生を語るパーティも開かれません。朝の9時に集まって、12時半にさようなら。その後は、仕事をしたり家族サービスしたりとめいめい好きに過ごしていました。

想い出を語ろうとしたら、授業のことしか出てきません。言ってみれば薄っぺらい関係です。
それでも、僕らは同じ目的に向かって歩いていました。リトアニア語という、ここでしか使えない言葉の習得を目指す仲間でした。

6週間が経ち、クラスメイトの個性もだんだんとみんなに浸透してきた頃、僕らの教室はコロナウィルスにより閉鎖することになりました。それは本当に突然でした。
当時、リトアニアにはほとんど感染者が確認されていませんでした。ヨーロッパ全体で見ても、イタリアが騒ぎになり始めてまだ間もない頃です。

3月12日、午前中は普段通りに授業を受けていた日の、解散した後の夕方のメール。
「明日から大学は閉鎖します。自宅で待機していてください」と。

大学からのメール 「明日から」自宅待機してください
ビリニュス大学からのメール 「明日から」自宅待機してください

緊急のお達しにみんな大わらわです。
僕個人としては、ビザフリーの90日間がもうすぐ切れるところだったし、講義に行けないのならここにいても仕方がありません。そうして僕はリトアニアを離れます。

クラスメイトや先生たちに、別れの挨拶もできないままに。

今はどこにも行けません

「あまりに振り回されたままのお別れになってしまったものだから、最後にみんなにちゃんと会いたい」僕はそう思い、講座の終わり5月29日にビリニュスへ向かうべく予定を組みました。

その頃はまだコロナウィルスを甘く見ていたんです。2か月半も経てば、状況は普通に戻ってるだろうと思っていました。
だって、ビリニュス大学も前出のメールで言っていました。「シャットダウンは最低2週間、もしくは様子を見ながら5週間まで延長するかもしれない」って。

それから2か月経った今は、どうやら正念場。本当に危機的な状況は切り抜けたけど、まだまだ気を引き締めて対応しないといけない。そんな感じの様です。

予約していたジョージアからリトアニア行きのフライトもキャンセルになりました。日本行きのフライトの話とはまた別です。

と言うか、そもそも今はどこにも行けません。リトアニアに入国できるのはポーランドからのみ。ポーランドに入国できる国は現状1つもありません。
他の国も多かれ少なかれこんな感じです。

リトアニアに入国できる国
リトアニアに入国できる国

と言う訳で、当分どこへも行けません。

リトアニア語コースの人たちとも、みんなで集まる機会は多分もうありません。だって、コースが終わったらみんなばらばらになってしまうから。

うーん残念。もう一度みんなで集まりたかった。集まりたかったよ。集まりたかったけど、それはわがままなんだ。わかってる。
おとなしく、オンラインで「元気でね」と言おう。

願わくば、みんなの我慢と忍耐が、良い明日へとつながってくれますように。「あの時は大変だったね!」と、次は笑って言いましょう。

コメント

  • GWは平日よりも人が少ない不思議な感じでした。
    羽田空港も利用者が激減して、ZOOMなどを使ったオンライン帰省が流行っています。
    やっとこっちはマスクが買えるようになってきましたよ

  • ドーレくん、こんにちは。
    ZOOMを使ったオンライン帰省ですか。それだけ聞くと少し味気ないような気もするけど、両親や祖父母の世代は普段あまりデジタルに触れることもないから、この機会にその手の技術に興味を持ってくれたらありがたいですね。今後簡単に孫の顔が見られるようになるからおじいちゃんおばあちゃんも喜びそうです。

  • GWは好天続きにも関わらず、観光地も街もガラガラ。お家ご飯流行りで小麦粉が品薄。散歩コースとコンビニが三密注意状態。心なしかいつもより鳥のさえずや公園の花が賑やか。ニュースは、身体の心配から心のケアへ。東京・神奈川は、6月迄もう少し我慢かと。今こそ、デジタルトランスフォーメーション。

  • ISさん、GWは天気が良かったんですね。鳥や花々が素敵だったのかぁ。大きな池のある公園の梅園なんて歩くのも気持ちよさそうです。公園は良いですよね、心のケアにも。
    残念ながらおうちご飯の流行には僕は乗れません。ISさんは何か作りましたか?

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