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アラフォーからの挑戦状。

バスあるよ!急いで!

こんにちは、アラフォーマンです。
やっと決まった予定が再びまっさらになって仕切り直しといった今日この頃です。

おはようの挨拶と

これまで僕は、ジョージアのいなかの宿に一月近く住んでいました。その間に3日間ほど別のグループ客もいましたが、基本的には宿泊者は僕一人だけです。

この宿には朝食が付いてきて、毎朝僕は女主人のダニと一言二言会話を交わしていました。「今日は良い天気です」とか「今日は雨です」とか「今日は風が強いです」とか、覚えたてのジョージア語を使って練習です。

山を見ながら朝食を
山を見ながら朝食を

今朝、僕はふと気になってダニに聞いてみました。
「おはよう、ダニ。
 今ってズグディディ(街の名前)までのバスは出てますか?」

なぜなら、2週間ほど前にこの地方の別の町でコロナ感染が10数件発生したため、ちょっとした騒ぎになり同時に外部との交通機関も止められていたからです。確か、昨日(8月23日)からバスが再び運行するって言ってたはず。

ダニ「あぁ、ちょっと待って。今電話して確認してみるね」

早速電話をしてくれました。面倒見の良い女性です。

さよならは突然に

電話越しにいくつか質問をしている様子のダニ。すぐに顔がほころびました。どうやら良い回答を得られたようです。
電話を手にしたまま、ダニはこちらを向き言いました。

ダニ「アラフォーマン、バスあるって。すぐ来るから急いでね!」

いやいやいや、ちょっと待って!
ただ運行状況を確認したかっただけなのに今すぐなんて急展開過ぎます。準備もまるでしていません。

僕「今日、チガウ。急ぎ、じゃナイ」(めちゃめちゃカタコトのジョージア語)

ダニ「今日じゃないの?じゃあ明日?朝8時、OK?」

僕(説明できない、あうううう……)
 「……明日、ソレ、OK」

ダニが通話中だったプレッシャーに負けました。

寂しくなるね

リトアニア行きが中止になったのでここをすぐに離れる理由もなくなったわけです。もう少し滞在しようかと思っていた矢先、突然の明日。なんだか雑誌で読んでいたマンガが突如打ち切りになったときのような気分です。

まぁいいか。新しいところに行けば、また新しいこともあるでしょう。

僕が状況を噛みしめていると、ダニが言いました。
「アラフォーマンもいなくなると、しばらく客は来ないよね。また寂しくなるねぇ」

どうやらありがたいことに別れを惜しんでくれている様子。決定機を演出したのはあなたなんですけどね。そんな表情を見ているとちょっとおかしさがこみ上げてきます。

今日までどうもありがとうございました。いつの間にやら、気付けば出立まで残すところ1日となっていたようです。それではあと1日、どうぞよろしくお願いします。

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