日米草の根交流コーディネーター派遣(JOI)プログラムとは
こんにちは、アラフォーマンです。
寒い日が続きますね。今日から仕事はじめという方も多かったでしょうか。
今回は「日米草の根交流コーディネーター派遣プログラム」について紹介したいと思います。
日米草の根交流コーディネーター派遣プログラムとは
日米草の根交流コーディネーター派遣プログラムとは、英語ではJapan Outreach Initiative (JOI)と呼ばれる国際交流プログラムです。
以前紹介した日本語パートナーズと同様、国際交流基金が行っているプログラムで、アメリカのローラシアン協会と共同で実施されています。
何をするの?
コーディネーターは、日本との交流の機会が比較的少ない米国の南部・中西部地域の大学などに派遣され、地域の学校や図書館で日本食、学校生活など、日本の幅広い文化を紹介したり、姉妹都市交流や日米学生の交流プログラムなど現地と日本の交流関係づくりに携わります。
https://www.jpf.go.jp/cgp/fellow/joi/index.html
日本文化を広めるという目的で、アメリカ国内の日本と交流の薄い地域で様々な人たちと関わるわけですね。
期間や派遣先など
派遣期間は2019年8月から2021年7月までの2年間となっています。期間が比較的長いことが特徴です。
派遣先はアメリカ南部、中西部となっており、アイオワ州、アーカンソー州、アラバマ州など、あまり馴染みのない地名が並びます。
金銭補助は1,280ドル/月が支給されるそうです。アメリカで生活するには余裕はなさそうですが、住居も提供されるため持ち出ししなくても生活は可能だと思います。
応募条件
まず、年齢制限はありません。ここ重要ですね。
その他には、4年制大学を卒業していること、自動車免許を有していることが求められます。
必要な英語力は?
応募資格の中に次のような記述があります。
(4)英語による業務の遂行が十分可能であること
しかし、「十分可能」とはどの程度なのか、いまいちはっきりしませんよね。そこで、Q&Aを調べると、具体的な数字がありました。
Q:どの程度の英語力が求められるのでしょうか。TOEICの基準点などはありますか?
https://www.jpf.go.jp/cgp/fellow/joi/faq.html
A:日常生活に支障がなく、プレゼンテーションが出来る程度の英語力が必要です。TOEICの基準点は特に設けていませんが、合格者の多くは700~800点前後を取得しています。ただし英語力のみで判断する訳ではありませんので、ご自身の点数がそれに満たなくてもご応募は可能です。
TOEIC800点とは、今の僕の実力から見ると相当ハイレベルです。必須とは書いていないものの、やはり相応の実力が求められるものと思います。
求められる人材像
募集要項の中に、「求める能力・経験など」として、次の項目が挙げられています。
(1)コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力
https://www.jpf.go.jp/cgp/fellow/joi/joi_program.html
(2)自主性、社交性、柔軟性、創造性
(3)異文化適応力。海外経験(留学、就業等)があれば、なお可
(4)日本の文化(伝統文化ならびにポップカルチャー)、歴史、地理などに関する基本的な知識。または、それらの知識を自主的に習得する意欲があること
(5)社会人経験、ボランティア経験があれば望ましい
「英語も見ますが、それ以上に人柄(経験)を重視しますよ」という捉え方で良いでしょうか。
何をするにもコミュニケーション能力は必要ですよね。日本の代表として文化を伝える役目なのだからなおさらです。
過去のコーディネーターについて
過去の訪問者の活動報告を読んで、どのような方が選ばれているのかを調査しました。正直なところ、優秀な方ばかりで少し怖気づいてしまいますね。
一部の方のプロフィールをご参考まで紹介したいと思います。
- 青年海外協力隊でICT教育のカリキュラム作成、授業実施
- 小学校でオーストラリアへホームステイ経験、大学で異文化コミュニケーションを専攻
- 大学で小学校外国語活動を研究、カナダとオーストラリアへ留学、学校教諭
終わりに
と見てきたように、かなりしっかりとしたバックグラウンドを持つ人材が求められているという印象です。
僕の経歴と実力ではかなり負けている、というのが正直なところですが、応募するのはタダですし、駄目元で挑戦したいと思っています。
選ぶのはあちらです。僕が勝手に受からないと決めつける必要はありませんよね。
応募締め切りは1月7日となっています。
ご検討はお早めに!
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません