日本語パートナーズの選考を申し込みからすべて解説!
日本語パートナーズの選考について説明します。
以下は2018年度の募集に沿った内容です。
募集
日本語パートナーズは各国の教育機関に派遣されます。派遣先は主に高校で、大学や中学も一部あります。現地の学校の始まる時期は国によって異なるため、日本語パートナーズの派遣時期もそれに合わせて調整されます。
2018年度は11か国への派遣があり、派遣時期に合わせて4回に分けて募集が行われました。(インドネシアへの募集は2回に分けて行われています。)
第1回: マレーシア、ブルネイ、シンガポール
第2回: インドネシア、ミャンマー、ラオス、タイ
第3回: インドネシア、ベトナム、フィリピン、カンボジア
第4回: 台湾
複数の派遣先を同一日程の選考で募集している場合は、どの派遣先を希望するかを選んで応募します。1つに絞っても良いですし、全ての候補地を併願しても構いません。ただし、希望する国に優先順位を付けることはできず、「○:希望する」か「×:希望しない」のみの選択となります。
選考について
選考は「書類選考」と「面接」の2段階で行われます。倍率5倍以上の狭き門ですので、しっかりと準備をした上で臨みましょう。
選考日程
応募から選考終了まで約2〜3か月です。
下表で2018年度第1回の募集を例に流れを説明します。
国際交流基金 | 応募者 | |
2018年4月 | (2018年度の 年間派遣計画を公表) | |
2018年4月23日 | 第1回の募集を開始 | |
ウェブページから応募登録 | ||
応募書類を郵送 | ||
2018年5月31日 | 募集〆切 | |
2018年6月7日 | 1次選考 合否通知 | |
健康診断書・ 略歴書を郵送 | ||
2018年7月2日 | 2次選考 書類受付〆切 | |
2018年7月9日 〜 2018年7月13日 | 面接 | |
2018年7月中 | 合否通知 |
応募登録
まずは日本語パートナーズ公式ページから応募登録を行います。応募登録を行うことで、応募書類を受け取れるようになっています。応募書類を確認しないと具体的なイメージも湧きませんので、特に初めての応募の方はなるべく早くに登録しておきましょう。詳細は応募登録をしようをご覧ください。
ウェブ登録時に聞かれるのは名前やメールアドレスなどの基本的な事項のみで、特に準備が必要なものはありません。応募が始まったらすぐに登録してしまうことをお勧めします。
1次選考 書類審査
募集が始まってから応募書類の受付〆切までは1か月程度の期間があります。応募書類の中で、「推薦書」だけは誰かにお願いして書いていただく必要があります。やり取りに少し時間がかかるかもしれないので、あらかじめ話をしておくなど準備を進めておいた方が良いでしょう。その他、就業証明書や学歴証明書は一週間程度で入手できると思います。
詳細は書類選考のまとめをご覧ください。
なお、受付〆切は必着ですのでご注意ください。郵送にかかる時間を考慮して、余裕をもって投函できるようにしておきましょう。
書類提出の際、国際交流基金から書類を受け付けた旨の連絡はありません。
1次の結果通知は通知期限の最終日に届きます。例えば「6月7日までに通知」とあったら、6月7日の14時ぐらいに届くようです。それ以前の数日はドキドキしながらメールボックスを確認してもしょうがないですので、気楽にのんびり待ちましょう。通過しても落選してもメールで通知が届きます。
2次選考のための書類
1次を通った場合、通過メールの中で追加の書類提出についての指示があります。書類提出期間は1か月程度用意されています。健康診断は受診及び結果受領までそれぞれ数日程度かかるとみておいた方が良いですので、早めに行動を開始しましょう。詳細は第2次選考に必要な書類もご参考ください。
なお、提出書類を受け付けた旨の連絡はありませんが、書類に不備があった場合、連絡をもらえることもあるそうです。なるべく早めに提出した方が安心ですね。
2次選考 面接
面接の日時は1次の通過メールで指定されます。あらかじめ公表されている面接予定日から、10時〜18時の中の1時間を指定されます。日時の変更はできません。面接の内容は、面接についてをご参考ください。
面接会場は、募集人数の多い第2回、第3回は東京と大阪の2か所で実施されました。第1回および第4回は東京でのみ実施されています。会場の希望は1次の応募書類の中で選択します(必ずしも希望通りとは限らないと注釈があります)。
会場までの交通費は自腹になります。僕は関東なので問題ないのですが、一緒に受験した方の中に地方から飛行機で来ている学生もいたりして、なかなか大変だなと思いました。僕の面接体験談はこちらの記事をお読みください。
合否通知は面接後1か月程度の期限を定めていますが、合格の方には期限前からどんどんと連絡が来るようです。合格しても辞退する方もいるでしょうから、補欠合格の余裕を見て連絡をしているのでしょうね。
その後
見事合格された暁にはその後1か月の国内研修を経て現地へ派遣されることになります。
この先は体験していないので具体的なことはまだわかりません。もし選考に受かることができたら今後も更新していきますね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
日本語パートナーズの選考の流れをまとめました。お役にたてば幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません
コメント
アラフォーマンさんのページ拝読させていただきました。正直なことを申し上げると、日本語パートナーズに合格すらしていない人がこのようなことを書いていても全く心に響かないかと。できれば合格してから書いてほしいです。もしくは自分がなぜ落ちたのかを分析してそれを応募者の方につなげてもらえればなと。
亀さん、こんにちは。
ご意見ありがとうございます!
亀さんも日本語パートナーズを目指しているのですね。僕の記事はお役に立てなかったようでごめんなさい。合格された方の体験記もネット上にたくさんありますので、そちらも参考にして頑張ってください!