サマースクール | この夏だけの思い出を
サマースクール。日本語に訳すと夏の学校。
何やら楽しそうな甘酸っぱいような雰囲気のただよう言葉ですが、一体どのような学校なのでしょうか。ちょっと詳細を調べていきましょう。
サマースクールとは
サマースクールとは、欧米の教育機関の夏休みである6月から8月の時期に実施される短期の学習プログラムです。子どもたちの補講という意味合いのサマースクールもあるのですが、ここでは主に大学などによって開催している、成人教育機関としてのサマースクールについて説明します。
どんなことを学べるの?
開催されているテーマは本当に多岐にわたり、興味のあることをより深く学ぶ学生もいれば、全く新しい分野に自分が興味を持つかどうかを試すために受ける学生もいます。
学ぶ分野のカテゴリーとして、例えばこのようなものがあります。
言語、科学、数学、コンピュータサイエンス、社会、ビジネス、哲学、デザイン、健康など
また、海外からの学生をたくさん受け入れている国際的な大学では、現地の言語を学ぶコースが開催されていることが多いです。
誰でも参加できるの?
全てのコースが誰にでも門戸を開いているわけではありませんが、誰でも参加できるコースもたくさん開催されています。
ただ、当然ですが、受講には相応の外国語スキルが要求されます。授業が何語で進められるかを確認し、CEFR(語学力の基準)などで表される要求レベルがある場合には、それを満たすものに応募しましょう。
学費は無料?
いいえ、一般的に有料です。その価格も様々で、無料のものもあれば数十万円レベルのものもあります。在住の外国人向けに現地語を教えるコースなどでは、非常に低額で提供されているものもあります。早期申込みで割引するコースもあったりするので、行きたいコースが決まっているなら早めに申し込むのも手です。
学校や国、その他の団体によって奨学金が用意されていることもよくあるようです。応募の条件を満たしているなら申し込んでみるのも良いですね。
コースによっては、住居や食事が提供されるものもあります。
どのくらいの期間開催されるの?
開催期間はコースによって様々です。おおよそ、1週間〜8週間の範囲で行われているようです。
期間によっては学生ビザが必要になることもあります。学校のコース説明には書いていないことも多いので、外務省のページなどでビザ要否を確認しましょう。
遠足があったりします
中期コースでは、コースのメインカリキュラムの他にexcursionなどと呼ばれる遠足が用意されていることも多いです。受講生同士で仲良くなったり、その町、国の文化をより深く学ぶことが目的です。
たいてい遠足には費用が別途かかるため、参加するかどうかを受講生が選べるようになっていることが多いようです。
ウィンタースクールもあります
サマースクールと同様のコンセプトで冬に開催されるウィンタースクールというものもあります。開講されるコースは夏ほど多くありませんが、概要は同じです。詳しくはウィンタースクール | 忘れられない冬になるをご覧ください。
サマースクールを探すには
こちらの2つのサイトが様々なサマースクールの情報を集めていて便利です。場所や期間、学費などでフィルターをかけることもできます。
ヨーロッパならこちらが見やすいです。
summer schools in europe.eu
こちらはヨーロッパ以外も載っています。
ShortCoursesPortal.com
募集時期
サマースクールの受講生は4月から5月の間に募集していることが多いようです。コースの情報自体はそれ以前に出ているので、学費やビザなど、必要なものの準備に取り掛かれるようにしておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
夏の間にいつもと違う環境で新しいことを学ぶことのできるサマースクールを紹介しました。1週間、2週間といったコースもたくさん提供されていますので、お仕事をちょっと休んで参加してみるのも良いかもしれませんね。そんな短期間であっても、新しい世界を見ることは確実にあなたを変えますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。
歳はアラフォー、性別は男。風薫る季節、北の大地で生を受ける。家庭なし、収入なし、計画性なし。まだ知らぬ場所での生活にあこがれて旅立ってしまったアラフォーマン。
2019年5月に日本を離れ、デンマーク、リトアニア、ジョージアなどで学校に通ったりしながら過ごす。2024年9月現在、日本語を教えるボランティアとしてベトナムに滞在中。
好きなもの:公園、散歩、ジャグリング
苦手なこと:料理、おしゃれ、あと泳げません