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アラフォーからの挑戦状。

エストニアってどんな国? 言葉と起業と電子化と

こんにちは、アラフォーマンです。
エストニアの首都タリンに来ています。ここでエストニア語を3週間学びます。

「そもそもエストニアって何?国なの?」という人も多いかもしれませんね。まずはそこから見ていきましょう。

エストニア

エストニアはヨーロッパの小さな国です。EU加盟国で、通貨はユーロです。

バルト三国

バルト三国という言葉を覚えていますか?歴史や地理の時間に習った人も多いと思います。
「3つの国があって、名前が似ていて覚えられなかったあれか…」というあなた、正解です!エストニアはその3つの中の一つです。

バルト三国はヨーロッパ大陸の北東に位置します。北にノルディックの国々、東にロシア、南にポーランドやベラルーシがあります。西はバルト海が広がっていて、対岸のフィンランドやスウェーデンとも海上での関係が深いです。

ちなみにバルト三国は上からエストニア、ラトビア、リトアニアです。五十音順に並んでいるので覚えやすいですよ。

エストニアの人口

2019年現在、エストニアには132万人の人が住んでいます。
日本のたった100分の1です。一つの国の人口が札幌市よりも少ないなんて、何だか不思議な気がします。

エストニアに住むのは70%がエストニア人。25%はロシア人で、残りはウクライナ、ベラルーシ、フィンランドなど様々な国から来ています。
ラトビアやリトアニアから来ている人は少ないのですね。意外です。

エストニア語

ヨーロッパの人々の話す言葉は、たいていインド・ヨーロッパ語族という言語グループに属しています。

インド・ヨーロッパ語族の分布
Wikipedia 「インド・ヨーロッパ語族」より引用

赤がゲルマン系、黄土色がロマンス系、緑がスラブ系、青がインド系ですね。

ここでヨーロッパの国々を見ていくと、気づくことがあります。
ハンガリー、フィンランド、そしてエストニアは何色にも塗られていません。

実は、上記の3か国はフィン・ウゴル語族という別の言語グループに属する一派です。これらの国の言葉はヨーロッパ各国の言葉から言語的な距離が離れていて、そのためヨーロピアン言語を母語とする人たちには習得が難しいとされています。
言語習得の難易については日本人が習得しやすい言語ランキングでもまとめていますのでご覧ください。

とにかく、エストニア語はヨーロッパの言葉とは大きく違うということです。
きっと大変なのだろうと思いますが、新しい言葉を学ぶのはわくわくしますね。

スタートアップ

エストニアは小さな国です。
大きな国と同じことを同じようにやっても勝てないため、「新しいことを始めてやる」という気持ちが強いようです。

今までになかった新規の事業を始める会社を英語でスタートアップ企業というのですが、エストニアにはたくさんのスタートアップ企業があります。

例えばSkypeもそうです。誰もが知っているコミュニケーションツールは誰も知らないような小国から生まれました。

例えば海外送金のTransferWiseもそうです。それまで銀行送金で高い送金手数料を取られていたのが、わずかな手数料だけでお金を送れるようになりました。

こう見ると、新しいサービスが生まれた背景にはエストニアが小さい国だからというのもありそうですね。
もともと、国内市場が大きくないエストニアでは、海外に職を求める人も多かったと言います。遠く離れた家族や友人と話すため、海外の協力企業とミーティングをし、まとまった商談の代金を送るためといったように、そこにはサービスが生まれる必然の需要があったようです。

電子国家エストニア

エストニアは世界で最も電子化の進んだ国の一つと言われています。
2019年にもデジタルファースト法という法律が施行され、公共の申請などはほとんど全てオンラインで行うようになりました。

こちらに興味深い記事もありますのでご覧ください。
エストニアが「電子国家」に生まれ変わった本当の理由 – ITmedia

エストニアが電子国家化を進められているのは、国の規模が小さいため改革をしやすい、先進のことが好きな国民性などといった理由がありそうです。

タリン大学ウィンタースクール

エストニアの首都タリンにある大学で、毎年夏と冬にエストニア語の短期コースが開催されています。言語だけではなくエストニア文化を紹介するプログラムもあります。

サマースクールウィンタースクールについてまとめた記事もありますので併せてご覧ください。

タリン大学ウィンタースクール
タリン大学ウィンタースクールのパンフレット

僕も、2020年1月開催のウィンタースクールに参加中です。気さくな先生と優しい同期に囲まれて、楽しい時間を過ごしていますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
小さいけれど確かな個性を持ったエストニアという国をご紹介しました。興味を持たれた方はぜひ一度足を運んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。

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